英語学習法
2021年1月23日
【実体験付き】英語力は文法力で爆発的に伸びる!国内で英語を身に付けた私が解説します
(この記事は 2023年6月21日に更新されました。)
こんにちは、ステューデイアス英語学院のHankです。
今日は英文法について熱く語りたいと思います。
- 英語ができなくて悔しい思いをしている
- 思うように英語ができるようにならなくて悩んでしまっている
- 英会話教室に何年も通っているが、上達を感じられない
こんな悩みをお持ちでしたら、それは「文法力の欠如」が原因かも知れません。
実は、大人になった私達日本人にとって、英文法を身に付けることは、効率的だし、今後の英語力の伸びに大きく影響するんです。
私は英文法の基礎をしっかり固めることで、英語学習成功への道を歩きだすことができました。
この記事では、皆さんに英語学習に成功して頂くため、英文法の必要性や学習のポイント、オススメ教材をご紹介します。
記事を読み終えると、文法についての迷いががなくなり、英語学習成功の第一歩を踏み出すことができます。
この記事を書いている私は転職を機に英語が必要になり、20代後半から英語をやり直しました。
働きながら試行錯誤し、ビジネスで使える英語を身に付けました。
留学せずに働きながら英語を身に付けた実体験をもとに、ステューデイアス英語学院を運営しています。
そんな私が、英語の文法について熱く語っていきます!
私についてはこちら↓
https://studious-english.com/teacher/
目次
英語の文法とは
文法は「文の法則」と書きますので、「文のルール」と考えることができます。
ただ、このルールは誰かが決めたルールではなく、言語の中で共通した使い方をまとめたものです。
文法=語順のルール
文法は単純に言ってしまえば、「日本語との語順の違い」をルール化したものです。
英語を身に付けるポイントは、この「語順の違い」を学ぶところからスタートすることです。
なぜなら、日本語との違いを理解しないと、いつまでたっても日本語の語順で単語を並べるただけの間違った英文を作ってしまうからです。
実際、英文法をあまり知らない方が作った英文は、日本語の語順(思考)が見て取れますし、読む方も理解が大変な英文になってしまうでしょう。
文法の例外にうんざり?
文法は誰が決めたわけでもなく、多くの英文の共通点をまとめ上げたものです。
ですので、たまにルールに従わない例外も出てきます。
うわ~~~例外まで覚えるの~~~無理~~~
なんて、気持ちになるのも分かります。自分も同じ様に感じていました。
例外はあと回し
例外の事まで考えると、急に気が重くなってしまいますね。
ですので、例外は後回しにしてまずは英文法の基本を身に付けるようにしましょう。
初期の段階から、細かい例外にこだわる必要はありません。
なぜなら、基本をきっちり抑えてから、徐々に徐々に例外も学んで、より洗練された英文を作れるようにすれば良いわけです。
英文法の基礎ができるまでは、重箱の隅をつつくような例外は無視していきましょう。
実際に私も英検1級とっていますが、知らない文法の例外なんて山ほどあります。
文法なんて必要ない?
文法と聞くと、アレルギー反応を示したり、学校での授業を思い出して、
「あんなに学生時代に勉強したのに、今話せないんだから意味ないじゃん!」
と思われる方もいるかも知れません。
そんな皆さんの心理を逆手に取って、書店には文法なんて必要ない!を全面に出した書籍がたくさんあります。
でもそのような書籍を買っても英語ができるようにはなるでしょうか?
少なくとも私はなりませんでした。
赤ちゃんは文法知らない
よく見かけるキャッチコピーではないでしょうか?
他にも
「私達日本人は日本語の文法なんて知らないのに、日本語ペラペラ」
などの一見納得してしまいそうな宣伝文句を目にする機会が多いです。
母語である日本語は生まれてからずっと両親の言葉・兄弟の言葉を聞いて使いこなせるようになります。
何年も何年もかけてです。
でも英語に何年も何年もかけられないって方がほとんどですよね。
私達にとって英語は第2言語
私達には日本語が頭に染み付いてます。
そこに、英語という新しい言語をインストールするのですから、母語と同じ様にいくはずはありません。
日本語の言語習慣があるので、日本語と英語とのルールの違いを認識する必要があり、それがズバリ文法を学ぶ目的です。
逆に行ってしまうと、母語である日本語を最大限活用して、日本語で英語のルールを理解するので、母語を学ぶよりも効率的とも言えます。
つまり、日本語で文法を学べば、母語のように何年も何年もかからずに、英語が習得できるわけです!
素晴らしいかな、英文法!
英文法を学ぶメリット・デメリット
ここまでお読み頂ければ、私が英語の文法を重要視していることはおわかり頂けたと思います。
そんな私ですが、文法を学ぶメリット・デメリットを考えてみました。
まずはメリットから見ていきます
メリット1:正確な語順で英文が作れるようになる
すでにお話した通り、文法は「語順のルール」ですので、このルールを覚えておけば、正しい語順の英文が書けるようになります。
中には、「単語を並べただけでも通じた!」という経験がある方もいるでしょう。
しかし、旅先でのちょっとした会話ならそれで良いかも知れませんが、相手が上司や取引先だったらどうでしょう?
上司や仕事相手に対しては、正しい知性ある英語でコミュニケーションを取ることは、あなた自身の評価にも繋がります。
正しい語順の英文が作れるにようなるに越したことはないですよね。
メリット2:英語の感覚を身に着ける助けになる
感覚と言われると、形がなくて、抽象的でなんだか身に付けられるの?って思ってしまいますね。
英語の感覚を身に付けるのは、たしかに簡単ではないです。日本人ですから。
でもこの英語の感覚は「語順」にも表れてきます。
例えば、日本語だと最後に述語動詞が来ますが、英語だと主語の後ろに来ます。
「私は公園に行った」は 「I went to the park.」となり、主語→述語動詞という英語の結論を先に伝えるという感覚が語順に表れています。
私達が英語の感覚を身に着けるには、まずは知識として英語の語順(文法)を学び、そこからトレーニングして「無意識に使えるレベル」になるのが王道と言えます。
トレーニング方法も後ほどご紹介しますね。
メリット3:語順のまま理解する力につながる
英語を仕事や日常生活で使いこなすには、英語の語順のまま頭から理解していく必要があります。
「語順のまま理解する」と言っても日本語とはその語順が違うわけですから、やはり、語順のルールである文法が必要になってきます。
短い英文なら簡単に理解できるのに、長い英文だと急にわからなくなってしまうのは、文中の単語の役割を把握できていないせいでもあります。
それぞれの単語の役割を考えてふさわしい英文解釈が必要になります。
文法力があれば、英語の語順で正しい解釈ができるようになります。
デメリット1:文法用語がめんどくさい
文法嫌いな人は、まず関係代名詞とか不定詞って聞いただけで、嫌気が差してしまいますね。
私も難解な文法用語は、単に英文法を難しくさせているように思うので、そんなの覚える必要はないと思います。
でも、講師からなにか文法的な説明を受ける時には、多少なりとも文法用語を知っていたほうが、お互い分かりやすいケースもあります。
特にオンライン英会話で、講師が外国人の場合は、簡単な文法用語は英語で知っていると便利です。
特に文法的な説明は難しいですが、英語で文法用語を言えるだけで、相手の講師もどこであなたがつまずいているのかが把握しやすくなるでしょう。
こちらによく使う文法用語を記載しておきます
文 | sentence |
主語 | subject |
述語 | predicate |
目的語 | object |
節 | clause |
不定冠詞 | Indefinite article |
定冠詞 | Definite article |
名詞の単数形 | Singular noun |
名詞の複数形 | Plural noun |
可算名詞 | Countable noun |
不可算名詞 | Uncountable noun |
to + 不定詞 | To-infinitive |
動名詞 | Gerund |
現在時制 | Present simple |
現在進行形 | Present continuous |
現在完了形 | Present perfect |
現在完了進行形 | Present perfect continuous |
過去時制 | Past simple |
過去進行形 | Past continuous |
過去完了 | Past perfect |
過去完了進行形 | Past perfect continuous |
デメリット2:成果を実感するまでに時間がかかる
文法の学習をしたとしても、今日明日で急に英語ができるようになったって実感は得られません。
しかし、それでも本当に英語を身に着けたいと思っているのでしたら、英文法を身に着けるべきです。
なぜなら、あなたの今後の英語力の伸びに大きく影響するからです。
例えば、ちょっとした英会話本を丸々暗記してしまえば、最低限の英会話が可能になって、英語の上達も実感できるでしょう。
しかし、ちょっと込み入った話になって、自分の考えを相手に伝えなければならない状況になったら、どうでしょう?
英会話本の丸暗記では、自分で英文を作り上げれらないので、相手とのコミュニケーションに支障が出てしまうでしょう。
もしも文法を知っていたら、文法に従って、覚えた表現を入れ替えていくだけで、自分の考えを相手に伝えることができるようになりわけです。
ですので、一見遠回りと考えがちな文法の習得も、実は近道で、今後の英語力を大きく伸ばしてくれるわけです。
私が英文法を身に付けた結果
私が英語をやり直すきっかは、転職でした。
転職先で英語が必要になったため、仕事で使えるレベルの英語を身に着けなければならなくなりました。
ネイテイブの英会話に通えば英語が上達すると信じていました
「英会話に行く」のが当然だと思いました。
文法の学び直しなんて、頭の隅にもありませんでした。
よくある英語教材の広告を信じて、
「英語なんてすぐにできるようになる!」
って思って疑いませんでした。
やっぱりネイティブに教わらないとね!って思って、ネイテイブのいる英会話スクールに入学しました。
英会話に通っている俺、最高でしょ!?
最初のうちは、「英会話やってます」という気持ちでウキウキでした。
レッスンは初心者コースで、周りもあまり英語が話せず、和気あいあい楽しくレッスンを受講していました。
ところが、一向に英語ができるようにはならないんです。
今考えれば当然ですが、週一回50分のレッスンでは全然量が足りないんですよね。
そして、周りも一向に英語が上達しない中危機感もなく、なんとなーく時間だけが過ぎていきました。
それでも、「仕事で英語が求められる」そんな環境にいましたので、このままじゃまずい!ってことにもなったり、英語が大嫌いになりかけたりと、英語の学習法を見直すことにしました。
ようやく目を覚ます
いろいろな学習法を調べるうちに、たいてい真面目で本気なサイトほど「英文法」の重要性を謳っていました。
そこで、騙されたの思って英文法を徹底的にやることにしました。
中学レベルの英文法、それが終わったら高校レベルの英文法という流れで順に文法を身に着けていきました。
中学英語→高校英語
この順番が良かったと思います。
英文法は積み重ねでもあるので、基礎からじっくり積み上げていくことで、知識と知識がリンクし始めるようになり、網羅的で体系的な文法力が付いたと思います。
もしも文法のある項目だけを深く学習しても、断片的な知識になりがちです。
「広く浅く→広く深く」の順が良かったと思います。
英文法を身に付けて感じた変化
一通りの文法を身に着けると、会話が楽になりました。
文法を知っているので、あとは単語やイディオム、定形表現を入れ替えていくことができるようになったからです。
会話だけではなくて、読むスピードも上がりました。
文構造を見抜く力がついたためだと思います。
どんなに複雑な文でも文の構造を見極める力で、英語の語順のまま英語を理解する力が付いていたのです。
文法がリスニングにも効果?
意外なのはリスニングでも効果を実感しました。
リスニングは、聞こえたまま英語を理解していくのが鉄則です。
文法が体に馴染んでいたため、おおよそ次にどんな役割のある単語が来ることが想像できるようになっていました。
次にどんな単語が来るのかが予想できると、リスニングの負荷も下がるわけです。
英文法と向き合ったからこその英語力
私はよくある英語学習者と同じように。英会話学校から英語のやり直しをスタートしました。
今英語が使いこなせてるのは、英会話学校に通ったのではなく、コツコツと英文法を身に着けたからだと思っています。
英文法の学習無しで、週一回の英会話にあのまま通っていたら、今でも英語ができないままの人間だったと思います。
あなたはどうでしょう?
一年後、今と同じレベルなのか、今とは比べ物にならないほど自信を持って英語を操っているのか?
どうせなら、後者を選びましょう!
文法の正しい身に付け方
英文法は、日本語との言葉の順番の違いをまとめたものです。
身に着け方としては、まずは、参考書なりを読んで、知識として吸収する事が必要です。
この段階は、座学になってしまい、いかにも勉強になってしまいます。
ただ、このルールを知識として身に付けたら、それを使えるレベルにまでトレーニングする必要があります。
英文法を使えるレベルにするには?
使えるレベルとは、文法を思い出さなくても正しい英文が書ける・話せるレベルを指しています。
ですので順序としては
知識として吸収
↓
無意識に文法を使いこなすためのトレーニング
という流れをたどる必要があります。
このトレーニングをきっちりやるか、やらないかで英語力に大きく差が開いてきます。
文法を使いこなすためのトレーニングの重要性
英語学習者の皆さんの中には、文法の大切さを認識し、文法を学んでいる方も多いです。
しかし、この「トレーニング」の部分が欠けてしまっていることが多く、非常にもったいないです。
無意識使えるレベルまで体に馴染んでないので、いざ英会話すると、せっかく学習した文法を無視した英文となってしまい、結局
「あんなに文法に時間を費やしたのに話せなかった!文法なんてやる意味なかった!」
なんてことにもなってしまいます。
ですので、必ず文法を使いこなすためのトレーニングをして、知識として身に付けた文法が意味をなすようにしましょう。
コスパ最高のトレーニング方法
私がオススメする英文法を身に着けるトレーニングはズバリ「瞬間英作文」です。
瞬間英作文は、日本語とその英訳が載っているテキストであれば、どれでも可能です。
ほとんどの文法書では例文として英語と日本語訳がのっていますので、これを利用して、瞬間英作文でトレーニングしていきます。
瞬間英作文の良いところは、自分が英訳した英文が正しいのか、正しくないのかが、すぐに答えを見て確認できる点です。
英会話で高額なネイテイブにその都度英語を直されるよりもずっと安く正しい英文を作れるようになります。
瞬間英作文については、こちらで詳しく解説しています。
大切なトレーニングなので、「はぁ?瞬間英作文~?」とバカにせずに取り組んで欲しいです。
文法をまずはルールとして覚え、そしていずれは無意識に使いこなせるレベルまで昇華させると英語力の伸びが大きく変わってきます。
おすすめ文法書
こちらには私が使い込んで私のバイブルのような文法書を紹介します。
受講生の方への説明するときも参考にする時があるくらい愛用しています。
1つ注意点です
ここに紹介するものから1冊をやりきってみて下さい。
効果が実感できないからと言って、ちょっと読み進めて止めちゃったり、他の教材を探し始めることはやめましょう。
「もっと自分にあった参考書があるはず!」という気持ちもすごく分かります。
でも、教材探しにばかり時間を取られて、英語学習の時間が確保できない!なんてことにもなってしまいます。
分からない時は
参考書を読み進めて分からない部分も出てくるかも知れません。
「分からないところを誰にも聞けない」って本当に苦しいですよね。
当学院の各コースは「質問無制限」ですので、分からないところがあっても、すぐに聞くことができますので、本気で英語を身に着けたいという方は、各コースへの参加をご検討下さい。
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多くの英語学習者が挫折する様子を見てきた経験を基に「もう挫折しないために」と題したPDFも現在無料プレゼント中です。
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それでは長くなりましたが、私の英語力向上に大きく貢献してくれた優秀な参考書をご紹介致します。
中学英文法①:くもんの中学英文法―中学1~3年 基礎から受験まで
実はこれ、私も使ったテキストです。
何度も何度も音読しました。
中学の英文法ですが、総復習もできたり、新たな発見があったりと、文法を学ぶ
楽しさを知ったテキストでもあります。
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欠点は、音読用のCDが無い点です。
音源がないと、正しい発音が分からないので、独自の発音で音読練習することになりかねません。
ですので、CDがある↓をオススメしています
中学英文法②:中学 英語を もう一度ひとつひとつわかりやすく。
こちらはCDが付属していて、トレーニングにもってこいです。
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私も文法基礎コースを受講されている方にはこのテキストを使用することもあります。
中学英語をまずはマスターして!
オススメ教材として、上記に2点あげました。
この2点とも、中学英語の範囲です。
「お前、馬鹿にしてるのか?」
と怒らないで下さい!
中学英語を「使いこなすレベル」にまで引き上げることを優先してほしいので、あえて中学英語に絞ったテキストを紹介しました。
中学英語で日常の会話は概ね対応できます。
この中学英語を徹底的に身に付けることが、まず始めにやらなければならないことです。
まとめ:英語の文法を学ぶことが近道な理由
- 文法を学ぶことで、日本語と英語の語順の違いを認識し、英語の感覚が身に付き
- 語順のルールを知っていると、覚えた表現を入れ替えて、正しい英文を作ることができるようになる
- おすすめ参考書を使って、中学の文法事項を「使えるレベル」にまで引き上げる
この3点をご理解いただければ、必ず文法に費やしたあなたの努力は報われます。
安易な広告に惑わされず、しっかりとした文法力を身に付けることは、結果的に近道となり、今後のあなたの英語力を大きく伸ばしていきます。
当学院でも英語を使いこなすために文法を使えるレベルにまで引き上げるトレーニングを実施しています。
英語は正しくやれば必ずできるようになります。
一緒に頑張りましょう!
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