英語学習法
2021年2月12日
英文が読めない、自信がない、あやふやに読んでいる。そんなあなたに最適なトレーニグを紹介します
(この記事は 2023年6月21日に更新されました。)
・単語の意味は知っているけど、長い英文になると意味が分からなくなる
・一体何が分からないのか、説明できない
・実は、1つ1つの単語の意味から想像して、英文の意味を想像しています
など、毎日英語学習を努力しているのに、上達が実感できない方に向けて、この記事を書いています。
こんにちは!
ステューデイアス英語学院のHankです。
Hankと名乗っていますが、普通の家庭で育った純日本人です。
留学経験もありませんが、転職を機に英語を学び直し、英検1級を取得しました。
今は、私自身の英語学習体験を基にしたカリキュラムで、ステューデイアス英語学院を運営しています。
私のプロフィールはこちら↓
https://studious-english.com/teacher
今日は、「読む力」を付ける方法について、解説していきます。
正直、私も英語を学びだした頃、なんとな~く、英単語の意味から、英文全体の意味を予想していました。
予想ですので、当たるときもあれば、全く見当違いな意味解釈をしていたこともありました。
それが、今日紹介するトレーニングを地道に実践したところ、英語の構造が見えるようになり、感に頼らずに、自信を持って、英語を読めるようになりました。
そして、英語を読めるようになったのと同時に、英語の語感も育ち、同僚が書いた英文も、「な~んかしっくり来ないなぁ」という間違った英語への違和感も身に付きました。
あたたも、このトレーニングを実践すると、
・構造が複雑な英文を読み解く力を付けることができる
・英語をカタマリとして捉え、英語の語順のまま英文を読むことができるようになる
・英語の語感を育て、次に来るであろう単語を予想し、リスニング・リーディングの負荷を下げ、らくに英語を理解できるようになる
などなど、良いことばかりです。
私も英語ができるようになるために行った重要なトレーニングの1つです。
もちろんちょっと地道な努力が必要ですが、その努力の方法は間違っていません!
皆さんにも是非やって頂き、英語力を高めてほしいので、心を込めて書いていきます。
使える英語を身に着けるために、そして、「英語ができる未来」を手に入れるために、一緒に頑張っていきましょう。
目次
英語を読むために必要な力
まずは、予備知識として、英語を読むために必要な力をまとめてみます。
単語力
まずは単語力です。
こればかりは、知らないと英文の意味を把握できません。
単語だけではなく、定形表現なども一緒に覚えていく必要があります。
暗記が苦手!
そんな方もいます。私も暗記が大の苦手です!
暗記が苦手な方でも、知らないうちに覚えてしまう方法があります。
こちらの記事で書いていますので、一度覗いてみて下さい!
文法力
文法と言われると、文法嫌いな人は、ここで読むのをやめてしまうかも知れませんね。
でもあなたが英文を正確に読めないのは、文法力の欠如が原因かも知れません。
文法と言っても、私が言う文法は、大人になった私達が英語を操るために必要な文法です。
あやふやな文法力では、「読めない」ですし、「書けない」「聞けない」「話せない」そんな状態になってしまいます。
学生時代に、重箱の隅をつつくような文法ではありません。
文法は単純化してまえば、「単語の並び」をルール化しただけです。
日本語と英語では、単語の並び方が違います。
これを知らずに、日本語の感覚で英語を読んでは、それは理解がきちんとできないのは、当然といえば当然でしょう。
どうか皆さんには、文法を悪者にせずに、向き合って欲しいと思います。
それが、英語を身に付けるための第一歩になります。
こちらで文法の必要性を熱く語っています↓
読む力を養うトレーニング
読む力として、「単語力」と「文法力」の必要性はお分かり頂けたと思います。
ここからは、その「単語力」と「文法力」を基礎として、読む力を上げるトレーニングをご紹介します。
品詞分解
そのトレーニングはズバリ「品詞分解」です。
私が品詞分解をトレーニングとして日々の学習に取り入れた時は、それほど効果のあるものだとは思っていませんでした。
正直「こんなのどんな効果があるんだろう?」って疑問に思っていたくらいです。
しかし、黙ってやりました。
すると、徐々に英文の構造を意識するようになりました。
さらに進めると、文の構造が分かるようになっていきました。
文の構造が分かると、複雑で長い英文でも、主語や動詞、修飾関係を見極めることができるようになりました。
そして、最終的には、語順のまま英語を早く読み取ることができるようになりました。
私は「品詞分解、なにそれ?」からスタートしたのですが、その効果が徐々に出てくると、品詞分解の有効性に気付いたいのです。
だからこそ、品詞分解について記事にして、皆さんにもトレーニングすることによって、英語力を伸ばして欲しいと思い、記事を今書いています。
品詞分解とは
品詞分解とは、「英文の中の単語やフレーズを分解して、どの品詞なのかを把握すること」です。
なんだか難しそう!
そう感じる方もいると思います。
私も当時、「品詞分解」という言葉は知りませんでしたが、
「品詞分解やるぞ!」
と言われていたら、ちょっと尻込みしたかもしれません。
でも大丈夫です。
できるだけ簡単な言葉を使って解説していきますので、この記事をこのまま読みす進めてくださいね。
詳細は、徐々につかめてくると思いますが、私は品詞分解を次のように行いました。
こんな感じで、英文の単語がどんな役割をしているかを分析していきます。
そして、役割が分かり、英文の構造が見えたところで、5文型のうちのどれに該当するのかを判断します。
例だと、SVOの第3文型になっています。
上の例は短くて簡単で、わざわざこんなことするメリットがわからないかもしれません。
ですが、英文の構造を把握できていない状態だと、長い英文に遭遇した時に、
「どこまでが主語?どれが動詞?えー分かんない!」
なんてことになるかもしれません。
たとえ長い英文だったとしても、自信を持って意味を理解する力を付けるために、この品詞分解トレーニングを積む必要があるんです。
そして、このトレーニングをを行うためには、「品詞」と「5文型」の知識が必要になってきます。
品詞分解するための予備知識
私が実際に行った品詞分解トレーニングをするためには、「品詞」と「文型」の知識が必要になります。
ここでは、最低限品詞分解できるように簡単な復習していきます。
品詞の知識
英語には大きく分類して、8種類の品詞があります。
- 名詞
- 代名詞
- 動詞
- 形容詞
- 副詞
- 前置詞
- 接続詞
- 間投詞
です。
ちょっと数が多くて、面倒くさく感じている方もいるかも知れません。
なので、今は品詞分解に特に必要なものとして、
- 名詞・代名詞
- 動詞
- 形容詞
に注目しましょう。
なぜこれらに注目するかと言うと、文の役割分担が関わってきます。
- 主語になれる:名詞・代名詞
- 述語動詞になれる:動詞
- 補語になれる:名詞・代名詞・形容詞
- 目的語になれる:名詞
これらが文の要素となり、それに副詞句や修飾語が組み合わさり、英文ができています。
(副詞句や修飾語は5文型の分類には関係ないです)
ですので、細かいことはたくさんありますが、まずは、
- 主語・述語動詞を探す
- 補語や目的語を探す
- 副詞句や修飾語を探す
- 文型を考える
この手順で進めてみましょう!
5文型の知識
5文型とは、SVとかSVOとか記号を使って、英文を5つの型に分類したものです。
今までもどこかで聞いたことがあると思います。
詳細はこちらの記事で書きますので、ここではポイントだけまとめます。
1. 第1文型 (SV)
主語と述語動詞(完全自動詞)による文型です。
主語(S) + 述語動詞(V)の形になります
単純そうに見えますね!
2. 第2文型 (SVC)
次は主語・述語動詞・補語でできている第2文型です
主語(S) + 述語動詞(V)+ 補語(C)の形になります
3. 第3文型 (SVO)
次は第3文型です。
主語(S) + 述語動詞(V)+ 目的語(O)の形になります
第4文型 (SVOO)
第4文型は「主語(S) + 述語動詞(V)+ 目的語(O)+目的語(O)」の構造を持っています。
第5文型 (SVOC)
最後の文型である第5文型の品詞分解です。
第5文型は「主語(S)+述語動詞(V)+目的語(O)+補語(C)」の形をとります。
品詞分解の注意点
品詞分解やさらに5文型への分類方法を解説しましたが、注意点が1つあります。
5文型への分類は、考え方、教え方によって、人ぞれぞれ違ってくる場合があります。
全ての英文を5つの型に対応できないと考える先生方も多いです。
意味上か構造上かで分類の仕方も変わってきます。
ですが、そんな細かいこと私達英語学習者が気にする必要はありません。
5文型の論文を書くわけではないからです。
私達は英語力を上げるために、このトレーニングを行っています。
ですので、過度に正確性を追うのではなく、とにかくやってみる!そこからはじめましょう。
もちろん、どうせやるなら正しくやりたい!そう考えるのも当然です。
もしもご自身で行った品詞分解に不安がある方は、私どもにメッセージを下さい。
全力でサポートします!
実演
それでは以上を踏まえて、実際に品詞分解をしながら、英文の構造を把握していきましょう。
参考にニュース記事を引用しています。
https://www.newsinlevels.com/products/man-has-a-new-face-level-1/
引用記事はこちらです↓
Joe DiMeo is 22 years old. He comes from New Jersey, US. He has a car crash in 2018. The car crash is very bad. Fire burns 80% of Joe´s body.
Fire burns Joe´s lips and eyelids. Joe does not have fingers. The man is in a coma for more than three months. When somebody is in a coma, it seems that he is sleeping. It takes a long time to wake up. When Joe wakes up from the coma, he starts to exercise a little.
https://www.newsinlevels.com/products/man-has-a-new-face-level-1/
それでは一文ずつ、見ていきましょう。
以上のように、文の構造を品詞を考えながら、実施していきます。
どうでしょう?大変そうに見えますか?
本当に自信を持って英語を読みたい!と思うのでしたら、やってみる価値のあるトレーニングです。
ず~とやるトレーニングではありません。
意識せずとも英文の構造が取れるようになったら修了のトレーニングです!
まとめ
読む力を養うトレーニングを紹介しました。
・基礎知識として、単語力・文法力をきっちり付ける
・英文を品詞に分け、その文構造を解析する
・慣れるまでは、主語と述語動詞を中心に解析する
・文型の判断はいろいろと出てくるが、だからといって、やらないのはもったいない
これをしっかり実践していくだけで、数ヶ月もすれば、あなたには強固な基礎ができあがり、間違いなくあなたの英語力は上がっていきます。
これは私が実際に行った効果抜群の方法です。
「ネイティブは文法知らないし、こんなの面倒くさいよ!」
そう思う方もいると思います。
でも、ここまで読んでくださったあなたは、
本物の英語力を身に付けたい!
英語を身に付けて、人生を変えていきたい!
そう願っているのではないでしょうか?
私はそんなあなたを全力でサポートします。
その理由は、私もあなたと同じように、過去英語に苦しめられたからです。
英語ができなくて、上司には飲み会のネタにされるような、そんな日々を送っていました。
しかし、コツコツとトレーニングをこなすうちに、英語が少しずつ英語ができるようになり、そうすると、上司の目も変わり、同僚からは尊敬されるようになりました。
そこから、毎日が輝くような日々になっていったのです。
英語に苦しめられ、英語に助けられた経験
そんな経験があるからこそ、あなたに寄り添って、全力でサポートしたいのです。
一緒に頑張ってみよう!
ここまでお読み頂き、ありがとうございました!
皆さんの英語学習を応援しています!
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