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英語学習法

絶対身に付けて欲しい読むために必要な5文型の知識

(この記事は 2023年6月21日に更新されました。)

  • 短い英文なら理解できるのに、ちょっと長いと良く分からなくなっちゃう
  • 全部知ってる単語なのに、文になると意味が分からない
  • 英文を読んでいても、イマイチ自分の理解が正しいのか自身が持てない



こんにちは。

ステューデイアス英語学院のHankです。
大人になってから英語を身に付けた純日本人です。

留学経験もなく、働きながら英語を身に付けた経験を基に、受講生に寄り添った指導をしています。


今日は、英文を読むために是非知って身に付けて欲しい5文型について語っていきます。


5文型?
そんなの学校のテストで点を取るだめだけの知識だろ!


そんな声が聞こえてきそうですが、実は、あなたが英文を自信を持って読めないのは、文の型を捉えないまま英文を読んでいるからもしれません。


でも安心して下さい!


この記事では

必要な5文型の知識だけを徹底解説


していきます。



この記事を書いた理由にもつながるのですが、英文を正しく正確に読むためのトレーニングとして、品詞分解を私はオススメしています。

品詞分解を組み合わせたトレーニングについては、こちらの記事で詳しく解説しています↓

この記事にも書いたトレーニングでは、文の型を捉えるエクササイズも含んでいるのですが、そのエクササイズをやるためにも5文型について、一度まとめておこうと思い、この記事を書きました。




最終的にこの記事で、5文型の知識を再確認し、品詞分解トレーニングを積むことで、

英文を速く正しく読む


ことができるようになります。



一生このトレーニングを続けろ!


だなんて言いません。


一度きっちりトレーニングして身に付けてしまえば、一生使える力になります!



ビジネスでは、英文の読み違いは、時に大きな誤解を生むかもしれません。
そうならないためにも、文の型を考えながら英文を読めるよになりましょう。


5文型とは

まずは、5文型について、簡単に触れておきます。

すでに5文型の知識について、自信のある方は飛ばしてくださいね!

述語動詞によって分類した5つの型

5文型は、英文を5つの型にはめたものです。

この5つは述語動詞の働きによって分けれれています。

大きくは、自動詞と他動詞に分けられ、そこから更に分けられて、5つの型になります。


自動詞は「完全自動詞」と「不完全自動詞」に分けれます。

他動詞は「完全自動詞」と「不完全他動詞」に分けられます。

以上で自動詞の2つと他動詞の2つで4つの文型です。

そして、もうひとつの文型として、「2つ目的語が取れる他動詞」があります。


これで、計5つの文型になります。

第1文型:主語+完全自動詞 → SV

第2文型:主語+不完全自動詞+補語 → SVC

第3文型:主語+完全他動詞+目的語 → SVO

第4文型:主語+完全他動詞+目的語+目的語 → SVOO

第5文型:主語+不完全他動詞+目的語+補語 → SVOC

文の要素

5文型が述語動詞の種類によって分類されているのですが、英文を読む上で、意識してほしいのが、「文の要素」です。


文の要素を意識することで、5文型のうちのどの文型なのかを見極めることができます。

各文型の解説に詳細を書きますが、ここでは、主語になれる品詞、述語動詞になれる単語などを確認していきます。

文の要素

主語になれる:名詞・代名詞

述語になれる:動詞

目的語になれる:名詞・代名詞

補語になれる:名詞・形容詞

修飾語は文の要素にはカウントしないので注意



注意点

述語動詞はいくつかの単語が混ざっているときは、カタマリとして考える

修飾語は文型の判定には影響しない


なんのことだから今は分からないかかもしれません。

でも大丈夫!


この記事の後半にトレーニングの実演をしています。

そこで、この知識が必要になりますので、その時に、もう一度ここに戻ってきてください。

文を分析するトレーニングをする時に、非常に役に立ちます。

5文型の注意点

いきなり、言ってしまいますが、5文型は万能ではありません!

世の中に存在する全ての文型を5つに分類できないんです。

そこで、5文型をさらに発展させた7文型などの理論も存在します。


じゃ、5文型なんてやる意味ないじゃん!

とは思わないで下さい。


私達は、英語学者を目指している訳ではありません。

英語を正確に読む力を身に付けたいと努力する英語学習者です。

そんな学習者の皆さんに、この5文型は絶対に役に立ちます

私もこの5文型を学習してトレーニングしたから、今の英語力があります。


私を信じて、一緒に頑張って行きましょう!

次から、各文型について、英文を読む上で必要な内容を解説していきます。

第1文型とは

第1文型です。

これは主語と述語動詞からなる文型で、SVなんて書かれたりします。

S(主語)とV(述語動詞)だけで成り立つ場合もあれば、修飾語が必要な場合もあります。


第1文型の例文

第1文型の例文を挙げてみます。

I run.:私は走る

I run fast.:私は速く走る

I run in the park.:私は公園の中を走る


上記の例は、「fast」「in the park」などがついていますが、文型としては、第一文型です。

「fast」「in the park」は修飾語で、文型の判断には影響しないからです。


どんなに英文が長くなっても、「修飾語は後回し」で文を分析すると、あんなに長い文型が、主語と述語動詞からなる、第一文型だった!なんてこともあります。


主語と述語だけをまず見極める!
これが、英文を正確に読むコツでもあります!


ちなみに、「There」で始まる英文も第1文型になります。

There was a dog in the garden.:犬が庭にいた

There are a lot of people listening to the music.:音楽を聞いている多くの人がいる


thereの文章も「there + 述語動詞 + 主語」の順番になっていますが、これも主語と述語動詞からなる第1文型です。

「in the garden」や「listening to the music」は 修飾語ですので、文型の判断には影響しない点は、同じです。




第2文型とは

続いて、第2文型に移ります。

第2文型は、「主語 + 述語動詞 + 補語」の形です。通称SVCですね。

補語(complement)とは、「補う語」と各通り、何か情報を補う時に使います。

第2文型では、主語についての情報を補います。

そこで、この第2文型につついては、S=Cと説明されることも多いです。

また、第2文型では、S=C 以外にも、S→Cという変化を表す時にも使われます。



第2文型の例文

第2文型の例文をいくつか挙げてみます。

まずは「S=C」の例です。

I am Tom.:私はTomです(I=Tom)

This smells delicious.:これはお磯そうな匂いがする(This=delicious)

That sounds like a good idea.:それは良い案に聞こえる(That=like a good idea)


続いて、「S→C」の例文です

She became a doctor.:彼女は医者になった(She→doctor)

The signal turned red.:信号は赤になった(The signal→red)

I went mad.:私は怒った(I→mad)




第2文型でよく使う動詞

第2文型ではbe動詞以外にも、一般動詞が使われています。

よく出るものをまとめておきます

~になるbecome, come, fall, get, go, grow, turn
~の感じがするfeel, smell, taste
~のままであるkeep, remain, stay
~のようであるseem, appear, look, sound
~だと分かるprove, turn out




第3文型とは

英文の中で一番多いとされる第3文型です。

「主語(S)+述語動詞(V)+目的語(O)」の形になります。

目的語は「~を」「~に」が付く単語と教わりますが、他にも、「like:~が好き」「want:~が欲しい」など「~が」がつくものもあります。



第3文型の例文

第3文型の例文を挙げてみます。

馴染みがある英文ではないでしょうか

I bought a computer yesterday.:私は昨日、コンピューターを買った(I≠computer)

I like swiming.:私は泳ぐのが好きです

I think he is from Tokyo.:私は彼は東京出身だと思います(主語:I、述語動詞:think、目的語 that he is from Tokyo.)




目的語(O)になる主な語句

第3文型の目的語 Oの部分に入る語句は次のようになります。
下線部が目的語になります

  • 名詞  (I bought a computer yesterday.)
  • 代名詞 (I love you.)
  • 不定詞 (I want to buy a comuter.)
  • 動名詞 (I like swiming.)
  • that節 (I think he is from Tokyo.)
  • 疑問詞 (I wonder what they really think about.)
  • if/ whether節 (I don’t know if he will come or not.)


    that節や疑問詞がついてくると、文が長くなりますが、分解してしまえば、主語・述語動詞・目的語の親しみなれたSVOってことも多いです。


    後ほどご紹介するトレーニングでは、節内も分析していきますね。



第4文型とは

5文型も3つ解説しました。

この第4文型からは後半戦です。

第4文型は、「主語(S)+述語動詞(V)+目的語(O)+目的語(O)」の形を取る、目的語を2つ含んでいる文です。



第4文型の例文

第4文型の例文を見ていきましょう。

I gave my mother a computer.:私は母にコンピューターをあげた

Exercise does you good.:運動はあなたの役に立ちます

I envy you your beauty.:私はあなたの美しさが羨ましい


上記2つ目の例文は、「do+人+good:人のためになる」という意味で、goodは「利益」という名詞になります。



目的語(O)になる主な語句

第4文型の2つ目の目的語 には入る語句は次のようになります。
下線部が目的語になります

  • 名詞  (I gave my mother a computer.)
  • that節 (He told her that he liked tennis.
  • 疑問詞 (I asked him why he was so angry.
  • if/ whether節 (I aked him if he could talk about the event.)




第5文型とは

ようやく最後の文型です。

第5文型は、「主語(S)+述語動詞(V)+目的語(O)+補語(C)」の形を取るります。


第3文型(SVC)の補語Cは主語についての情報を補うものでしたが、この第5文型(SVOC)のCは、目的語Oについての情報を補います


第5文型の例文

第5文型の例文を見ていきましょう。

I named my baby Taro.:私は赤ちゃんを太郎と名付けた

He made me sad.:彼は私を悲しませた

I washed the dish clean.:私は皿を綺麗に洗った


上記2つ目の例文のmakeは「作る」という意味ですね。

直訳風に理解すると、
彼は作った、私に、悲しい状態を
というふうになります。



英文を正しく読むためのトレーニング

今まで5文型の解説をしてきましたが、それもこのトレーニングを行ってもらいたいからです。

トレーニングの詳細には、以下の記事で詳細に解説していますので、一度じっくりご確認下さい!





トレーニング実演

ここから、あるニュース記事を使って、品詞分解と文型判断のトレーニングをお見せします。


ニュース記事はこちらのサイトからお借りしました。
https://www.newsinlevels.com/


Every winter, winds from Africa blow to Europe. The Sahara Desert is in Africa. It is a dry and hot place with a lot of sand. Winds bring the Sahara sand to Europe.

https://www.newsinlevels.com/products/orange-snow-level-1/



それでは、品詞分解しながら、文型を判断していきます。


進め方は次のように行います

1. 主語と述語を探す

2. 補語・目的語を探す

3. 文型の判断に関与しない修飾部を探す

4. 文型を判断する


まとめ

第1文型:SV

第2文型:SVC

第3文型:SVO

<第4文型:SVOO/p>

第5文型:SVOC


文の要素

主語になれる:名詞・代名詞

述語になれる:動詞

目的語になれる:名詞・代名詞

補語になれる:名詞・形容詞

修飾語は文の要素にはカウントしないので注意



それでは、先程のニュースの英文を一文ずつ英文を解析していきます


Every winter, winds from Africa blow to Europe.

主語:winds → 名詞

述語動詞:blow → 動詞

補語:なし

目的語:なし

修飾句:Every winter,from Africa、to Europe

SVの第一文型


注意)
上記の文章では、「blow to」をかたまりして捉えてもOKです
その場合は、以下のようになります。

Every winter, winds from Africa blow to Europe.

主語:winds → 名詞

述語動詞:blow to → 動詞

補語:なし

目的語:Europe

修飾句:Every winter,from Africa

SVOの第3文型

The Sahara Desert is in Africa.

主語:The Sahara Desert → 名詞

述語動詞:is → 動詞

補語:なし

目的語:なし

修飾句:in Africa

SVの第1文型

It is a dry and hot place with a lot of sand.

主語:It → 名詞

述語動詞:is → 動詞

補語:a dry and hot place

目的語:なし

修飾句:with a lot of sand

SVCの第2文型

Winds bring the Sahara sand to Europe.

主語:Winds → 名詞

述語動詞:bring → 動詞

補語:なし

目的語:the Sahara sand

修飾句:to Europe

SVOの第3文型


まとめ

以上を踏まえて、品詞分解や文型のトレーニングを積むことで、必ずあなたのリーディング力は向上していきます。


これまでのような「な~んとなく」といったあやふやな理解ではなく、自信を持って正確に英文を読めるようになります。


トレーニングをやりましょう!

あなたの英語力向上を心より願っています!

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