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【英文法解説】未来表現will やbe going toなどを徹底解説

(この記事は 2023年6月21日に更新されました。)

皆さん、こんにちは。
ステューディアス英語学院の代表 Hankです。

今日は未来表現を取り上げていきます。

これも中学校で習う範囲で、簡単な内容と思われがちですが、実は奥が深いんです。


英語で未来を表現する方法は、皆さんご存じの「will」や「be going to」を中心にわかりやすく解説していきます。


それ以外にも

  • 現在形で未来の表現
  • 現在進行形で未来を表現
  • be to
  • be about to

などの未来表現もご紹介します。


働きながら英語を身に付けて、英検1級一発合格した私が徹底解説します。

これを読めば、未来表現の「なんとなく分からない」というモヤモヤを解消させることができます。

心を込めて書いていきますので、最後までじっくりお読みください。

それでは行きましょう!


未来表現とは

未来例えば、明日・来年・10年後などについて英文を作る方法は、中学校で最初に習います。

助動詞の「will」や「be going to」です。

will の正体

「will」の基本は「必ずする」という強い意思です。


特に主語が1人称(Iまたはwe)では、この「必ず~する」という意思の意味が強く出ます。
宣言するような約束です。

一方で意思に関係なく、「放っておいても勝手になる」場合にもこのwillが使われます。

前者を「意志未来」、後者を「単純未来」と文法書には記載されています。


このように2つの使われ方があるので、英語学習者は混乱してしまいます。

意思未来のwillは「必ずするぞ!」の宣言

意思未来のwillは「必ずするぞ!」約束だ!くらいの強い意志を表します。

例えば
I will study English hard. 英語を一生懸命勉強するぞ!
こんな感じです。

後ほど解説するbe going toだとここまで強い意志表示はできません。


単純未来のwillは「放っておいても訪れる未来」

次に単純未来のwillです。

これは放っておいても訪れる未来を表します。

よく見る典型的な例は
I will be twenty next month. 来月20二歳になります。
です。

主語の私の意思に関わらず、来月20歳になります。

放っておいても勝手になってしまう、そんな状況の時に使われます。

willのまとめ

文法書のAtlasにwillの意志未来と単純未来の比較の表がありましたので、一部変更しながら引用します。

1人称2人称3人称
単純未来I will~
私は~だろう
You will~
あなたは~だろう
S will~
Sは~だろう
意志未来I will~
私は必ず~する!
Will you~?
~してくれませんか?
-------
Atlas P48より引用


本書では、意志未来と単純未来について、次のような解説もありました。

単純未来は「自分の意志でコントロールできない動作や状態
be動詞、happen、rainなどが使われる

意志未来は「自分の意志でコントロールできる動作
eat、go、playなどの動詞を置く。ただし、3人称を主語にした場合は全て単純未来となる


3人称の場合、willを使った文は全て「~だろう」という文になります。

これは、話し手(1人称、私)が3人称(第三者)の意志を「~するだろう」と想像しているからです。


話し手が1人称の場合は、「主語=I」なので、自分の意志を宣言するかのようにはっきり言えますが、第三者である3人称の意志は、「~すると思う」程度にしか言い切れません。

ですので、主語が3人称の場合は、すべて「~だろう」という想像している表現になります。


例) I will buy a new car. 私は新しい車を(必ず)買います (意志未来)

例) It will rain in Tokyo tomorrow. 明日は東京は雨でしょう (単純未来)

be going toの正体

さて、次にbe going to を見ておきましょう。

be going toにもwill と同じように意志未来と単純未来の2つの使われ方があります。

goは「向かう」ですので、going to で「~へ向かって動きだしている」というのが大元の意味です。


することを決めているとき「~する予定だ」

「going to」のgoingは進行形で「すでにどこかに向かっている途中」という意味を含んでいます。

ですので、be going toは「前々からそうすると決めていたこと」を表現する時に使います。


日本と訳としては、「~する予定です」「~するつもりです」などが当てはまります。

例)I’m going to visit Tokyo. 私は東京を訪れる予定です。

直訳的には
「I 私は going 向かっている to visit Tokyo 東京を訪れる方向に
という感じです。


「その方向で進めています」的な日本語の表現みたいですね。

そうなりそうなとき「~しそうだ」

なにかの兆候があって、そうなることが予測される場合にも be going to が使われます。

「この様子だと~になりそうだ」という場合です。


It is going to rain tomorrow. 明日は雨になりそうだ。

空を見上げて、「この様子だと雨になりそうだ、雨に向かって動いているぞ」そんな状況です。

これから起こりそうなことにも使える

上記の「この様子だと~になりそうだ」と似ていますが、天候以外でも、今の状況から考えて、「~になりそうだ」「~しそうだ」という表現も可能です。


意思を表すwillは約束的な強い意志表示ですが、be going to だと、現状から考えた推測を表現できます。


It’s going to be a long day. 長い1日になりそうだ。

何か仕事でトラブルを抱えて、なんとかしなきゃ、帰れない!そんな状況の時に出てきそうな英文です。(思い当たる人も多いのではないでしょうか?)

be going toとwillの違いは?

I willは「必ずするぞ!」「~するでしょう」で、
I’m going toは「~する予定です」と既に決めていることだったり、「この状況だと~します」と周りの状況から考えて、そうなることがはっきりしている場合に使います。

例文を使って解説しますね。

I will be a doctor. 必ず医者になるぞ!
I’m going to be a doctor. この調子だと、医者になりそうだ。


①は、本人の「絶対やる!」という宣言が感じられます。
②は、試験の結果などの状況を踏まえて、この状況だと「医者になりそうだ」というニュアンスを感じられます。


他にも、総合英語のbeのP81に分かりやすい解説がありましたので、参考までにご紹介します。


She will take his advice. 彼女は彼の助言に従うだろう
She’s going to take his advice. 彼女は彼の助言に従うつもりだ

①は話し手が「きっとそうなると思っている」ことを表しています。
対して②は、主語である「彼女が決めたこと」を表します。

いろいろな未来表現

今まではwillとbe going toを使った未来表現を解説しましたが、他にも未来を表す方法があるので、紹介します。

現在形で未来を表現

現在形で未来を表現するパターンもあります。

目の前で起こっていることを描写したり、確定したイベント、電車の発着時刻などに使われる表現です。

詳しくはこちらで解説していますので、ご参考にして下さい!

現在進行形で未来を表現

すでに決まっていて、近いうちに行われる計画や予定を表す時に使われます。

進行形で、すでに始まっている進行状態を表しますので、すでに準備を開始していることを表します


We are moving to Tokyo next month. 来月東京に引っ越す予定です。

実際には来月に東京に引っ越すのですが、引っ越すための荷造りや届け出、その他引っ越し手配などを進めていることを表しています。

be to

be動詞+to Vで「~することになっている」を表す未来表現です。

直訳的には、「これから~する状態です」になります。

この表現はニュース英語のヘッドラインによく使われます。


例えばこの記事
https://mainichi.jp/english/articles/20201229/p2a/00m/0bu/004000c

ヘッドラインは
「7-Eleven Japan to try reducing food waste by extending rice ball shelf life」
「セブンイレブンジャパンは、おにぎりの消費期限を延ばして食糧廃棄を減らそすことになっている」
です。


ここには、be動詞が省略されていますが、「7-Eleven Japan is to try」のように、be動詞+toの形を見ることができます。

be about to

be about toは「まさに~しよとしている」という、近い未来を表現できます。

aboutは「周辺」を表しますので、「これから~する状態の周辺にいる」→「まさに~しようとしている」と、こんな解釈になります。


The game is about to start. その試合はまさに始まろうとしている

まとめ

未来表現のwillとbe going toをまとめてみました。

実際の英会話では「I will~」のような約束を宣言することはあまりないと思いますので、be going to が多用されると思います。

私達が考える未来形は、約束の宣言ではなく、「これから~するつもり」くらいです。

ですので、長々とここまで書きましたが、
基本的には「be going to」を使っておけばOK!
ということになります。


最後までお読み頂きありがとうございます。

これでwillとbe going toは理解できたかと思います。

しかし、理解しただけで終わったら、英語はできるようになりません。

このwillとbe going toを無意識に使えるレベルにまで持っていってこそ、英会話で役に立ちます。


知識ばかり付けても使えるようにはなりません。

例文を音読して、使う場面を想像しながら例文を音読する。
同じ場面に遭遇したら絶対言えるように練習する!

そんな気持ちでやれば、英会話に行かなくても英語力は上がっていきます。

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