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【使える英文法】英語の現在形を攻略!現在形は奥が深い!

(この記事は 2023年6月21日に更新されました。)

英語の現在形といえば、中学校で真っ先に学ぶ項目です。
そのため、簡単な内容と考えられますが、実は奥が深いんです。

私も英検1級取得後も時々現在時制が表す内容について、悩んでしまったこともありました。

そこで、今回は英語の現在形について、徹底的に解説していきます。

これだけ知っておけば、大人が英語を操る上で問題ないように、基本的な内容から応用的な内容までをお伝えします。


当学院では英文法を使えるレベルに引き上げるトレーニングを行っています。
このトレーニングをすることで瞬発力のある英会話が可能になります。

それでは、現在時制について、解説していきます!

3つの大きな意味

英語の現在形には大きく3つの使われ方があります。
そして、この3つの他に特殊な使われ方がいくつかあります。

まずは、基本の3つの使われ方を理解しましょう!

習慣的な動作

昨日も今日も明日もやることを表す時には現在形が使われます。

昨日もやって今日もやって明日もやる、これは普段やっていること、つまり「習慣」を表すことになりますね。

I go to the office at 7. 私は7時にオフィスに行きます。

お休みの日は仕事に行きませんが、そうは言っても普段やっていることなので、現在形を使います。

ですので例えば、真夜中に「I go to the office.」と言っても、「今からオフィスに行くわけではありません」

現在の状態

今~です」と、現在の状態を表します。

I am a teacher. 私は教師です

去年は教師ではなかったかも知れないけど、「今は教師である」という状態を表します。

「状態」という言葉が出てきましたので、補足すると、動詞には「状態動詞」と「動作動詞」があります。

この「状態動詞」「動作動詞」というのが実は厄介ですので、後ほど解説を行います。

不変の真理

一般的なことや変わることがない法則などを表現する際にも現在形を使います。
最初に挙げた「習慣」の拡大解釈とも捉えられます。

つまり、昨日も今日も明日も起こること、変わらない法則を表現する時にも現在形が使われます。

The earth travels around the sun. 地球は太陽の周りを回っている。

地球が太陽の周りを回っているのは、変わることのない事実です。

地球からしてみたら、太陽の周りを回る「習慣」のような位置づけです。

状態動詞 or 動作動詞

この状態動詞と動作動詞の使い分けを知らないと、英会話でも間違った英文を作ることになってしまいます。

その原因は、日本語の「~している」に引っ張られてしまうからです。

状態動詞は進行形にしない

「基本的には」ですが、状態動詞は進行形にしません。

詳しく説明します。

日本語で、
「私はこの市に住んでいます。」
を英語にすると、
「I live in this city.」になります。

日本語の「住んでいる」は「~している」という響きから、進行形にしてしまいがちなのですが、進行形の「I live in this city.」にすると間違いです。

正確に言うと、間違いではありませんが、進行形は「一時的な継続」を表しますので、「(事情があって今だけ)住んでいる」という意味になってしまいます。


日本語の「~している」は進行形を表したり、状態や習慣を表します。

しかし、英語では「~している」を表すのに進行形にする必要がない場合(進行形にできない)もあるので、注意しましょう。

状態動詞か動作動詞かの判断方法

上記の様な間違いを避けるために、ある動詞が状態動詞なのか動作動詞なのかを判断しなくてはなりません。

有名講師によって状態動詞と動作動詞の判断方法や捉え方がいくつか挙げられています。
自分が持っている参考書から、ご紹介したいと思います。


関正生先生
5秒おきに中断・再開できる動詞は動作動詞
引用:正解一わかりやすい英文法の授業

時吉秀弥先生
状態動詞は「いつ始まった」「いつ終わる」を意図しない「ただ漠然とその状態が変わらず続いている」ことを表す
引用:英文法の鬼100則


haveは「持っている」という意味で、これも状態動詞で進行形にしません。
しかし、「食べている」の意味では進行形にすることができます。

同じ単語でも意味の違いによって、進行形にできたり、できなかったりするわけです。

以下に注意が必要な状態動詞をまとめました。

① 心理や認識を表す動詞

状態動詞日本語
believe信じている
like好きです
love愛している
know知っている
remember覚えている
respect尊敬する
think思う
understand分かっている
want欲しがっている
mean意味する
fear恐れている
hate憎んでいる
hope望む

② 知覚を表す状態動詞

状態動詞日本語
feel感じがする
hear聞こえる
see見える
smellにおいがする
taste味がする
notice気づく

注)
知覚を表す動詞でも、look at, watch, listen toなどは、「意識的に見る・聞く」という意味で、動作動詞になります。

seeは自然に目に入ってくることを表現する時に使います。
hearも同様に、自然に耳に入ってくる時に使う単語です。

③ その他の状態動詞

状態動詞日本語
belong toに属している
consist of から成る
contain含んでいる
exist存在している
have持っている
live住んでいる
own所有している
resemble似ている
be 動詞である


③ その他現在形を使う表現

agree同意する
insit主張する
promise約束する
suggest提案する
see分かる
recommend勧める
hope that 内の動詞that 節内は現在形と未来形が可能

特殊な現在形

ここまで大きく3つ現在形が用いられる文章を解説しましたが、実はこれ以外にも現在形が使われることがよくあります。

この内容は、やや上級者向けですが、わかりやすく解説しますので、ぜひ参考にして下さい。

時や条件を表す副詞節内では現在形

このルール、学生時代に何度も言われたかも知れません。
またそれかよ~って思われるかも知れませんが、TOEICなどでも狙われるので、記載しておきます。

If you have any questions please let me know. もし何かご質問がりましたら、お知らせください

If you will have any quesitonsとしないで現在形を使います。


時や条件を表す接続詞は以下のものです。

接続詞日本語
when~する時
while~する間
before~する前
after~する後
till/ untill~までずっと
since~以来
as soon as ~するとすぐに
by the time~するまでには
every time~する時はいつでも
the moment~するとすぐに
whenever~するときはいつでも


眼前の動作

現在形でも目の前で「瞬間的に終わる」ことや「すぐに訪れる未来」を表す時に使われます。

Here comes the train. 電車が来ました

目の前でたった今起こった出来事として現在形を使います。


スポーツの中継など、目の前で起きている状況を表現するときにも現在形が使われます。

Now, I play the guitar. では、ギターを弾きます。

聞いた、言った、

「聞いた」「言った」などの表現に限られますが、過去に聞いたことを表現するときにも現在形を用います。

これは、「聞いた内容」「話した内容」が今現在も正しいと感じているため、現在形が使われます

The weather forecast says it’s we have snow this evening. 天気予報によると、今晩雪になるそうです。

天気予報は過去に聞いた内容ですが、現在形のsaysが使われています。

確定している予定

予定についての文も現在形を使います。

列車などの出発時刻到着時刻、変更の可能性が低いイベントの予定などです。


Next Sunday is my birthday. 次の日曜は私の誕生日だ。

これは、「次の日曜日」と未来のことですが、私の誕生日が変更される可能性はゼロなので、未来形ではなく、現在形を使います。


The train leaves Tokyo at 14:00. その電車は14時に東京を出発します。

これも変更の可能性が低い電車の時刻に関するものなので、現在形を使います。


往来発着の動詞 come, go, start, leave, arriveなどの動詞でよく使われます。

I worry. と I’m worried.の違い

ここまでお読み頂いた方には、この違い、なんとなくおわかり抱けるのではないでしょうか?

I worry.

こちらは現在形で習慣を表しています。

私は(いつも)心配する
という意味です。

動作動詞として繰り返し「心配する」ことを表しています。

I’m worried.

こちらはどうでしょう?

be動詞が使われています。
be動詞は状態動詞で、今どんな状態なのかを伝えています。

つまり日本語的には「今心配している状態です」という意味になります。
今だけの一時的な状態を表します

結局は大差ないらしい

ネイティブにI worry.とI’m worried. の違いについて確認してみました。

偉そうに文法的な解釈を上で書きましたが、ネイテイブ的には大差ないそうです!

微妙なニュアンスの差はあるにせよ、どちらを使ってもOKです。


まとめ

この記事では、現在形の使われ方をまとめました。


  • 3つの大きな意味
    • 習慣的な動作
    • 現在の状態
    • 不変の真理
  • 特殊な現在形
    • 時や条件を表す副詞節内では現在形
    • 眼前の動作
    • 聞いた、言った、
    • 確定している予定

これらを抑えておけば、英語の現在形に悩むことはないでしょう。
あとはここで身に付けた知識を「使えるレベル」にまで高めるだけです。

英会話では文法をいちいち思い出していられません。
即座に正しい英文を作り出すためには、トレーニングを行う必要があります。



当学院でも、無意識に文法を使いこなすためのトレーニングに力を入れていま

トレーニングなしでは、文法は使えるようになりません。

ぜひ「使える英文法」を身に付けて、自分のスキルを高めていきましょう!
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