英語解説
2021年4月16日
competitiveの3つの意味とは?ビジネスでも日常でもよく使う必見単語です!
(この記事は2023年6月27日に更新しました。)
こんにちは!
ステューディアス英語学院代表のHankです!
働きながら英語を身につけようと日々努力する社会人を支援する英語講師です。
英検 1級、TOEIC960
competitive は日常会話でもニュースなどでもよく使われる単語ですね。
「競争心がある」「競争率が高い」といった意味で、競争社会に生きる私たちには身近な言葉と言えるでしょう。
ビジネスでもよく使う単語ですね。
今日はこのcompetitiveを解説していきます。
・competitiveの由来
・competitiveの意味
・competitiveの使い方
それでは、分かりやすく解説していきますので、最後までお付き合いください。
目次
competitive の由来
competitive は「競争する」という意味の動詞 compete から派生した形容詞です。
まずは“compete”の由来をみてみましょう。
compete はラテン語の動詞 “competere” を語源とします。
この competere は com と petere にわけることができます。
- com:together(一緒に)
- petere :aim at(狙う), seek(捜し求める)
上記より、「~を求めて懸命に努力する、~を求めて争う」という意味になります。
「複数の人が集まり何かを求めて争う」ということから「競争する」という意味で使われるようになりました。
competitive の3つの意味・使い方
“Competitive”には大きく分けて3つの意味があります。
competitiveの意味
- 競争に関する、勝敗のある
- 競争力のある、競争率の高い、勝負に勝つ能力のある
- 競争心の強い、負けず嫌い、(何かを達成するための)努力を惜しまない
一つずつ見ていきましょう。
【競争に関する、勝敗のある】
3つの用法の中では一番頻度が低い使い方です。意味は最もシンプルです。
Skiing, when you ski with family or friends, is a recreational sport, but the Olympic skiing is a competitive sport.
友達や家族とするスキーは娯楽として楽しむスポーツですが、オリンピック競技のスキーは勝敗のあるスポーツです。
John doesn’t like competitive sports such as soccer or baseball. He prefers dance and hiking.
ジョンは勝敗のあるスポーツは好きではありません。ダンスやハイキングの方を好みます。
この二つの例文でcompetitiveは、「スポーツ」の形容詞として「勝敗のある」スポーツと説明するために使っています。
【競争力のある、競争率の高い、勝負に勝つ能力のある】
この意味ではビジネスでよく使われます。
Amazon products are price-competitive.
アマゾンの商品は価格競争力がある。
The US automobile market is one of the most competitive market in the world.
アメリカの自動車市場は世界でもっとも競争の激しい市場である。
Our product is no longer competitive in the market.
わが社の商品はもはやマーケットで競争力がない。
Continuous investment is a key to stay competitive.
継続的な投資は競争力を維持するための要である。
また、銀行が ”Our rate is vey competitive.” と言うときは、預金の金利なら他社よりも高いことを意味し、融資やローン金利の場合は他社よりも低いことを意味します。
競争は現代社会で切り離し難いものなので、ビジネス以外にも使います。
The entrance exam for Tokyo University is quite competitive.
東京大学の入学試験は非常に競争率が高い。
Obtaining the scholarship is highly competitive.
その奨学金を得るのは競争率が高い
Golf tournament for school-age children becomes more competitive compared with 10 years ago.
学生のためのゴルフトーナメントは10年前に比べて競争が激しくなっている=レベルが上がっている。
日常会話でも、It’s so competitive! とよく言います。
例えば、地域で人気のダンス教室に入りたいけど入れなかったとき、スーパーで無料サンプルをもらいに行ったら長い列ができていた時などに使います。
【競争心の強い、負けず嫌い、(何かを達成するための)努力を惜しまない】
最後は人の性質を表すときの使い方です。
Bob is a competitive student who studies day and night to get into a top university.
ボブは一流大学に入学するために日夜勉強を惜しまない勤勉な生徒です。
Nancy is competitive by nature. She cannot accept the second place.
ナンシーは生まれつき負けず嫌いな性格です。2位になるなんて受け入れられません。
Don’t be so competitive. It’s for fun and not for competition.
そんなに対抗心をむき出しにするんじゃない。楽しむためにやっているんだ。競争しているんじゃないんだよ。
人に使うときは、二つ目と三つ目の例文のように「競争力のある」という意味に加えて「負けず嫌いな」という意味が入ってきます。
もしも誰かが
Alex is a competitive worker.
と言ったとき、それは
「アレックスは他の人に比べて優秀な社員だ」
と言いたいのかもしれませんし、
「アレックスは負けず嫌いな社員だ」
と言いたい、または両方の意味を含んだ表現である可能性もあります。
英語を身につけよう
今日はcompetitiveという英単語を解説しました。
まとめると、competitiveには大きく3つの意味があります。
competitiveの意味
- 競争に関する、勝敗のある
- 競争力のある、競争率の高い、勝負に勝つ能力のある
- 競争心の強い、負けず嫌い、(何かを達成するための)努力を惜しまない
ビジネスで使われる頻度も多いですが、日常会話でも耳にする英単語です。
意味を理解して使いこなせるようになるとワンランク上の英語になるので、使えるようになるといいですね。
個々の記事に上げた例文を読み返して、口に馴染むようにして下さいね。
私もそんなことを繰り返すことで、誰かが書いた英文が自分の言葉になっていきました。
書いたりするともっと良いとは思いますが、現実的には時間もかかるし続けられないので、できることをコツコツと積み上げていきましょう。
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今日も最後までお読み頂きありがとうございました。
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