英語解説
2021年4月15日
英単語 apply を徹底解説!意味から使い方、関連表現までまとめました
(この記事は2023年6月27日に更新しました。)
使っていないアプリがドンドン溜まってちゃったよ。
少しスマホのアプリ整理しようかな~
便利なアプリは使う頻度が高いけど、インストールしただけで結局使わないアプリって意外と多いよね。
ところで、アプリってどういう意味か知ってる?
はい、今回のテーマは、apply です。
カタカナで読んでみて「アプライ」はあまり日本語の会話では使いませんが、実はとても身近にこの単語が含まれている言葉があります。
スマートフォンやパソコンを使うみなさんが毎日使っている「アプリ」。
「アプリ=application(アプリケーション)の略」ですが、この言葉はどのようにして構成されたか考えてみたことはありますでしょうか。
そんなことを考えながら、applyの解説を進めていきます。
・applyの基本的な意味と使い方
・applyに関連した一緒に覚えると便利な表現
それでは、できるだけ分かりやすく記事にしますので、ぜひ最後までお付き合いください
目次
基本的な意味と使い方
Apply を辞書で調べると、大きく分けて以下の意味が出てきます。
- 申し込む、応募する
- 当てはめる、適応・応用させる
- 表面に広げる
さて先述のapplicationという単語。この単語を、意味を成す最小の言葉の単位である語幹(Morpheme)で区切ると、Appli-cationとなります。(更にはapplyもapとplyに分けられます。)
つまり、applyという単語に-cationという名詞化する接尾辞(Suffix)がくっついて構成されています。
この単語の中でのapplyは、上記2の意味として使われており、「ソフトウェアやプログラムがある目的をデバイス上で実行する」ということ、つまり「デバイスに、ソフトウェアやプログラムをapplyして目的を実行するもの」とかみ砕いて考えることができるのです。
では、例文とともにそれぞれの詳しい解説していきます!
1. 申し込む、応募する
例文
- 1-A :I applied for that job offer.
あの求人に応募してみたよ - 1-B:Which schools did you apply to?
どの学校に出願したの?
頻度としては、この意味で使う場合が一番多いと言えるでしょう。
特に高校生・大学生・社会人であれば必ず使うと言っていいほどでしょう。
この場合のapplyは、応募するという自発的な行動を起こしている自動詞です。
ちなみにapply toと apply for の使い分けですが、
- apply for +【申し込み対象】
→apply for something - apply to +【申込先】
→apply to somebody
となります。
2. 適応される
これは自動詞としてapplyが使われた場合です。
例文
- The free-meal service doesn’t apply if the child is over 5 years old.
5歳以上のお子様にはお食事無料サービスは適応されません
3. 当てはめる、適応・応用する
例文
- Your knowledge and expertise can be applied to your new business for sure.
あなたのこれまでの知識や経験は次のビジネスに必ず役に立つ(適用される)
これらの場合のapplyは、「適応する」という他動詞です。
例文は受動態の文章ですので、目的語である「your knowledge and expetise」が主語になっています。
形としては
- apply ”ルール・決まり”to ”人・物事”
”ルール・決まり”を ”人・物事”に適応する
となります。
4. 表面に広げる
例文
- 4-A:Apply cream on your face after washing.
洗顔の後にクリームを塗ってください。 - 4-B:Once you are done polishing the floor, apply wax onto the floor.
床を磨く工程が終わった際には、ワックスを床に塗布してください。
これも他動詞として使われています。
特徴としては、「表面に載せる」という意味合いを持つので、塗ったり、広げたりできるやわらかいものに使われます。
参考までに、近いけど意味の違う単語としては以下となります。
- Put
載せる。面ではなく点に載せるイメージ。(=applyより平たくなく、ただ置くだけのイメージ) - Spread
塗り広げる。載せるのではなく、液体や固体を伸ばして広げる。(=applyより広げる動作が含まれる)
Applyに関連した単語を一緒に覚えてしまおう
始めに説明したApplicationの他にも、applyに語幹が追加されて成立した単語がいくつかありますので、ついでに覚えてしまいましょう。
Applyがもととなった他の単語
- Application = apply + -cation (名詞化する接尾辞)
アプリ、申請書・応募書
※英語でアプリは Appsです。
例文
- I worked really hard on this application.
この応募書をとても頑張って書き上げた
- Applicable = apply + -cable (cable:可能を示す形容詞化する接尾辞)
適用できる
例文
- This method is applicable to all participants.
この方法は参加者全員に適用することができる
- Appliance = Apply + -iance (iance:名詞化する接尾辞)
設備、機器など
例文
- These home appliances are mostly picked by professional interior designer.
これら家具や家電などは、ほとんどインテリアコーディネーターによってセレクトされている。
-plyが使われている単語
今度は、applyという単語を更に分解します。
Ad- (from) と-plyに分かれ、-plyはto fold/to fill (折り込む、セットにする)という意味を持ちます。
以下単語は、applyと同じく-plyという語幹が使われています。
それぞれ-plyの前にある語幹の意味を合わせてイメージし、より暗記でなく感覚で英語をつかんで自分のものにできるようにしてみてください。
- comply
com- (intensive) + ply (to fill) = intensively fulfill
→しっかりと満たす=従う - imply
im– (inside) + ply (to fold) = fold inside
→中に入れる = 意味を含ませる - reply
re- (repeat) + ply (to fold) = fold again
→ 再度折り込む= 返答する - supply
sub- (from) + ply (to fill)= (to whom) fill from
→ 満たす元=供給する
若干強引に見えるかもしれませんが、このようにして語彙を関連付けていくことにより、一つ一つの単語の意味を丸暗記せずとも、文中に出てきたときに感覚的に理解をすることができます。
ちなみに applyのplyと、Deeply, simplyの語尾にあるplyは意味合いが異なり、あくまでdeep、simpleを形容詞化する接尾辞-yがついたため、たまたま見た目がplyで同じになっているだけですのでご注意ください。
※厳密には各語幹の語源や成形された時代が異なるものも含まれますが、この記事内ではあくまで学習のし易さの観点から、上記のようにまとめています。
まとめ
Applyという単語について解説しました。
apllyの意味をもう一度まとめると
- 基本的な意味
申し込む・応募する
適応される
当てはめる、適応・応用する
表面に広げる
となります。
意外と身近にある言葉であり、動詞としてよく登場する理解しておくべき単語です。
是非今回得た知識を今後の英語学習にもapplyしてお役立てください!
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