英語解説
2021年5月11日
cuisineって?語源や意味、foodやmealとの違いを徹底解説!
(この記事は2023年6月23日に更新しました)
食事の時間って、1日の中で一番好き!
そうだね!朝からお昼何にしようか、考えちゃってるもん!
こんにちは!
ステューディアス英語学院代表のHankです!
働きながら英語を身につけようと日々努力する社会人を支援する英語講師です。
英検 1級、TOEIC960
さて、今日は英単語のcuisineを解説していきます。
最近はデリバリーで頼めるお店も増え、いろいろな料理を試すことができて便利ですね。
お腹を満たすだけでなく、出張先などで取引先の方々とお食事を兼ねてミーティングなんてこともあるかもしれません。
英語では「食」にまつわる言葉がたくさんあります。
「食事」「料理」というだけでも様々な言い方がありそれぞれ微妙に使い方が違います。
今回は”cuisine”という英単語を中心に食にまつわる言葉をご紹介します。
・cuisineの語源・発音・意味
・food・dish・meal・dietとの違い
できるだけ分かりやすく解説していきますので、最後までお付き合いください!
目次
cuisineの基本的な意味と使い方
まずは、語源や発音・意味を見ていきましょう!
語源
ラテン語で「調理する」を意味する言葉”coquere”が語源で、名詞形であるcoquinaは台所という意味で使われていたそうです。
この言葉が形態を少し変えて、フランスではcuisineという言葉で使われる様になり、時を経て英語でもフランス語と同じ意味で使われる様になりました。
発音
発音記号は[kwɪzíːn]となります。
あまり英語の発音をカタカナでは書きたくありませんが、無理やり書くと、「クィズィーン」、”kwuh-zeen”という様な発音になります。
Youglishでcuisineの発音を確認してみましょう。
https://youglish.com/getbyid/7145126/cuisine/english/us
意味
couisineは「特定の地域や国、宗教や文化に根差した料理・調理法」を意味します。
その地域ならではの食材などを使った料理を指し、「郷土料理」に近いイメージです。
cuisineの前に国名や地域名を言うと、その国や地域特有の食材や調理法を用いた料理を表すことができます。
例えば
- French Cuisine
フランス料理 - Japanese Cuisine
日本料理 - Mediterranean Cuisine
地中海料理
などです。
ここで注意したいのは、このcuisineという言葉はあくまで調理方法などのカテゴリーを指す言葉なので「食べ物・一品」と同等の言葉ではないということです。
例文を使って理解を深めましょう。
エクササイズ
友人宅でラザニアをご馳走してもらったとしましょう。
その際に「この料理大好きです!」と伝えたい場合どの様に言うでしょう。
1番と2番、どちらが適切でしょうか。
- I love this cuisine!
- I love this dish!
答えは2番です。
確かにこの「料理」が好きだと言いたいのですが、上記にあるようにラザニアという特定の一品を好きだと言いたいのでCuisineだと意味合いが違ってきますね
Cuisineを使いたい場合はカテゴリーとして考えて使ってみるとわかりやすいと思います。
- I love Italian Cuisine! My favorite dish is lasagna.
私はイタリア料理が大好きです。大好きな料理はラザニアです。
さて、Cuisineの意味を見ていきましたが、次は “dish”や”food”とは何が違うのか見ていきましょう。
CuisineとFoodの違い
cousineと似たような単語との違いを確認してみましょう。
ここではfood・dish・meal・dietの違いに注目します。
CuisineとFoodの違い
Foodとは「食べ物」を意味する言葉ですね。
一番多くの場面で使われる言葉だと思います。
この”food”は Cuisine と同じように前に国名や地域名などをつけて「〜料理」という意味を表せます。
例えば
- Mexican Food
メキシコ料理 - Halal Food
ハラル料理
などです。
違いとしてはCuisineよりカジュアルな印象です。
Cuisineは元がフランス語ということもあり、少し気取ったニュアンスに取られる場合もあります。
一方で調理学校や料理や食べ物の専門的な場面では、Cuisineの方がスマートに聞こえます。
また大きく違う点として、foodは食べられるものであればなんでもfoodだということです。
cuisineは料理方法や調理に使われるテクニックなどを表すことに対して、foodは食物全般を表します。例えばバナナは食べ物なのでfoodですがcuisineではありませんね。
例文を見ていきましょう。
例文
- What is your favourite food? I love chocolate.
好きな食べ物は何ですか。 チョコレートが好きです。 - What is your favourite cuisine? I love french cuisine.
何料理が好きですか。フランス料理が好きです。
ちなみにfoodは基本的には不可算名詞ですが、例外としてcuisineのように使う場合はfoodsとして使われる場合もあります。
例文
- We tried many foods from around the world at the international culinary festival.
国際料理フェスで世界中の料理を食べました。
CuisineとDishの違い
お皿や器という意味の言葉”dish”ですが、料理の一品という意味で使用することも多いです。
foodのように食べられるもの全般ではなく、調理された料理のことを指します。
cousineは「特定の地域や国、宗教や文化に根差した料理・調理法」ですので、料理一つ一つを指すdishとはちょっと違いますね。
例文
- What dish would you cook using these ingredients?
これらの材料を使ってどのような料理を作りますか。 - We decided to have a meal at the new Japanese cuisine restaurant. My favourite dish was the Chawanmushi.
新しい日本料理店で食事をすることにしました。出された料理で茶碗蒸しが一番気に入りました。
CuisineとMealの違い
Mealとは「食事」という意味です。
食事をすることや食事をする時間などを指し、食べ物や調理法を表す言葉ではありません。
dishと違う点はdishは料理なのに対して、mealは食事する行為全般を言い表すことができます。
一回の”meal”に何品もの”dishes”を食べることも可能なわけです。
例文
- Thank you for being so kind, but I actually had a light meal before leaving the house so I’m fine.
優しくしてくださってありがとうございます。でも家を出る前に軽い食事をしてきたので大丈夫です。 - Most people usually have three meals a day.
ほとんどの人は1日に3回食事をします。
Cuisineとdietの違い
日本語でもダイエットという言葉はよく使われますね。
日本ではほとんどの場合「減量法」「痩せるための運動や食事法」を意味すると思いますが、英語では他の使い方もするので見ていきましょう。
Dietとはそもそもその人や生物が生存するために慣習的に食べる食べ物、または食事法を意味します。
例えば菜食主義者は野菜しか食べませんので、Vegetarian dietと表すことができます。
日本にいると珍しいかもしれませんが、海外では様々な宗教や慣習により特定のものを食べない人々がたくさんいます。
また、健康上の理由で特定の物を食べないようにしている方などもいらっしゃいますよね。
例文を見て理解を深めてみましょう。
例文
- Do you have any dietary restrictions?
食事で制限しているものはありますか。
I am Jewish so I follow a Kosher diet.
私はユダヤ教徒なのでコーシャー法に沿った食事法をしています。 - I am planning to go on a gluten free diet.
グルテンフリーの食事法にしようと思っているんだ。 - I need to watch my diet because I noticed that I am putting on some weight recently.
最近体重が増えてきたから食事を見直さなくてはいけない。
もちろん「減量する」という意味でdietも使います。
その場合は”I am on a diet”などという言い方がされます。
注意点としては、日本語でダイエットというと食事で痩せることだけでなく運動することも含まれますが、英語のdietは主に「特定の食事法」によって減量することを意味します。
ちなみに運動して体を鍛えることを”work out”と言います。
一緒にジムに行って痩せよう!と言いたい時は”diet”ではなく”work out”を使いましょう。
さいごに
今日は英単語cuisineの意味や関連語との違いを解説しました。
海外の取引先の方々を食事に誘う場合など、事前に食べられないものなどを聞いておくとスムーズにお店探しができていいですね。
言葉がうまく通じなくても食事を楽しむことは万国共通です。
食事関連の言葉を少しでも覚えておくと英語を使った食事の場が更に楽しい時間になると思います。
人種を問わずに、一緒に食事を摂ることによって、良好な関係性を築くことができますね。
ただ、食事中の英会話ってジャンルが広くて結構大変です。
例えば、私が英語でプレゼンできるようになっても、食事の席での会話はまだまだでした。
でも、少しずつ少しずつ自分の会話の幅を広げていくことができました。
これもきちんとした英語の基礎を身につけておいたからできることです。
単語を覚えたり英会話のテキストのダイアローグを覚えるのも良いですが、そこに英語の基礎ができていると、文を組み替えたり、疑問形にしたりと、無限に英文を作り出すことができます。
テキストのようなシチュエーションってなかなか遭遇しませんが、自分で組み替える力を付けることで、必死に覚えたフレーズが生きてきます。
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初心者でもじっくり学べる英語講座この記事が皆さんの英語学習のお役に立てれば、嬉しいです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
英語、頑張ろう!