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英単語”thus”を徹底解説!意味から注意点、thusを含む定形表現をまとめました!

(この記事は2023年6月27日に更新しました。)

今回はちょっと特殊な感じのある”thus”を取り上げたいと思います。

この記事を読むと分かること

・thusの基本的な意味
・thusの注意点
・thusを含むイディオム

それでは、ひとつひとつ、丁寧に解説していきますね!

基本的な意味と使い方

それでは、基本的な意味と使い方を例文を交えて解説していきます。

(前の文章を受けて)結果として、従って、だから、なので

例文

  • I didn’t work hard. Thus I was fired.
    私は一生懸命働かなかった。だから、解雇された

このthusは前の文章 ”I didn’t work hard.”の結果として、”I was fired.”になったことを表しています。

これは副詞の中でも接続副詞というものになります。

接続副詞という呼び名で、接続詞を連想させますが、接続詞の様に文と文を繋げることはできない点が要注意です。

ですが、文を繋げる方法があります。
thusの前にセミコロンやandを置くと、文を繋げることができます。

同様に、”however”も接続副詞になりますので、使い方には注意が必要です。


“thus”は「従って」「そのために」「その結果」という順接の意味ですが、同じように使える接続副詞としては”therefore”や”consequently”と言ったものがあります。

このようにして、こういう風に

例文

  • The professor spoke thus.
    その教授はこう話しました。

thusを初めて習うときはこの使い方が一般的なのではないかと思います。

「このように」と意味で文中の”spoke”を修飾しているわけで、副詞の働き方として分かりやすいですね。

ただ往々にして「このように」=「どのように?」という内容の部分は別の文や節に含まれてきますから、読解力を問われる文章題などでは注意が必要です。

このくらいまで、そのような程度まで

例文

  • Why thus sad?
    なぜこんなに悲しいのか?

この意味では、”thus”が”sad”を修飾しています。
そこに”why”が加わって「なぜこれほどまでに悲しいのか」となります。

 “thus”を用いたイディオム

最後にthusが含まれる定番イディオムをご紹介します。

thus far:今まで(これまで)のところ、今(これ)までは

例文

  • Tell us about your season thus far.
    ここまでのシーズンについて教えてください。

“thus”は単体で機能する単語ではありますが、実際のニュースなどで使われる頻度が多いのはこの”thus far”という表現です。

上記の例文は何らかのスポーツのシーズン中に、現時点までの調子はどうか?ということをたずねているわけですね。

例文

  • Thus far, everything’s all right.
    いままでのところ、全てうまくいっている。

このように文頭に来るパターンも多く見られます。

あくまで「今までのところは」であり、逆に言うとこれから変化が生じる可能性がある・・・という文脈(例えばスポーツや政治のニュースなど)で使われることが多い印象です。

thus and thus:こういうやり方で・かくかくしかじか・これこれのように

例文

  • You said thus and thus.
    あなたはこれこれのように言った

口語では使わない?

上記では”thus”の基本的な意味を見てきたわけですがここで1つ、実際に使う場合に気をつけていただきたいことがあります。

それは、”thus”は基本的に「書き言葉」であると言うことです。

話し言葉として使ってはいけないということではありませんが、どちらかと言えば新聞の論説や学術論文など、少し「固い」文章とは相性がいいと言えます。

話し言葉で前述のような”thus”の意味を表現しようとした場合、もっとカジュアルな単語で言い換えが出来ますので日常的にはそちらを使ったほうがいいでしょう。

ただ、ネイティブの人は外国人話者がそこまで自然な英語を話すことを期待しているわけではないので、気にしすぎる必要は全くありません。

私達だって、外国の人が話す日本語が多少あやしくても寛容な気持ちで聞いているのと同じです。

次の項目では、言い換え可能な他の単語との共通点について見ていきます。

さいごに

今回はthusという英単語について、まとめてみました。

thusは大きく

  • 結果として、従って、だから、なので
  • このようにして、こういう風に
  • このくらいまで、そのような程度まで

という意味がります。

特にライティングでは減点になりかねないので、文と文を繋げる時には、セミコロンやandを使うようにして下さい。(現実には, thus~というふうに、文と文を繋ぐような使われ方をしているケースも見られますが、間違いを真似する必要はありませんね。)

最後までお読み頂き、ありがとうございました!

皆さんの英語学習の成功をお祈りしています。

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