英語解説
2021年2月25日
英単語 serviceの意味・使い方を徹底解説!コアの意味を押さえよう!
(この記事は2023年6月22日に更新しました)
・サービスって英語で「無料」って意味だよね?
・サービスの本当の意味、語源ってなんだろう?
そんな方に向けて、この記事を書いています
皆さん、こんにちは!
ステューデイアス英語学院のHankです。
今日は、serviceという英単語を解説します!
日本語でもサービスって当たり前のように口にしますよね。
こういう日本語でも英語でも使う英単語って、たまに落とし穴があるんですよね。
日本語の感覚でserviceを使うと、思わぬ間違いをしてしまうかもしれません。
そうならないためにも、この記事を作成しました。
お役に立てたら光栄です
・serviceの語源
・serviceの3つの意味
・serviceの注意点
それでは、serviceについて、解説していきます!
目次
Serviceという単語の成り立ち
私は、わからない単語に遭遇したとき、単語をMorpheme(形態素)に分解して理解をしようとします。
Morphemeとは、単語の最小の構成要素のことを表します。
Serviceという単語は、ServeというRoot(語幹)と-iceという名詞化するSuffixから構築されいて、動詞の「serve」(仕える、奉公する、など)と派生関係にあることがわかります。
日本語でも使われる「サービス」というカタカナは、英語での「Serve:仕える、奉公する」という語幹が根本にある、と考えれば、よりこの単語の理解が深まります。
それでは、serviceの使われ方を例文と一緒に確認していきましょう。
Serviceの3つの意味
日本語に変換するとあらゆる意味が出てきますが、以下を抑えていれば十分で、あとはServeという動詞を意識して想像力で補えます。
上から日本語との意味が近く、3の意味を初めて知る方もいらっしゃるかもしれません。
サービス(お客様や奉仕する相手がいるケース )
That restaurant’s food was great but the service wasn’t.
あのレストランの味はいいけどサービスはイマイチだった
I have to take my car to the after sales service because it has gas leakage.
ガスが漏れているようなので、車をディーラーのサービスにもっていかなければならない
This city offers great social services.
この市の行政サービスは充実している
上記3文とも、日本語に訳す際に「サービス」という言葉で置き換えてそのまま使えることがわかります。
<日本語との違いに要注意!>
注意していただきたいのは、日本語で「サービス」という意味に含まれることのある、「無償」という意味合いは英語の“Service”にはないことです。
八百屋のおじさんが「サービスでキュウリを1本つけてあげるよ」という場合は、“The cucumber is our service”では通じません。
正しくは”The cucumber is on us (on the house).“ などです。
Service ≠ Free
営業や取り扱いなど、ビジネスや業務が行われていることを表す
We’re out of service due to COVID-19.
新型コロナウイルスの影響で営業を中止しています。
(携帯を見ながら) There’s no service around here in this deep forest.
ここまで深い森だと電波がないみたいだ
これら文章の“Service”が示すものは、それぞれが提供する業務のことです。
バスであれば運行、レストランであれば営業です。
では2文目が示すものはなんでしょう?
携帯が提供する業務がない、つまりは「電波がない」という会話文の意訳になります。
<主語によってServiceの示すものが変化する>
主語によって、と聞くと毎回臨機応変に考えなければならないかと思われるかもしれません
でも、最初に記した通り、Serviceは“Serve(提供する、など)”という単語の派生だと考えれば難しくありません。
主語が提供するものが何かを考えれば、一語一語訳さなくてもすんなり文章全体として理解することができるはずです。
兵役や教会のミサ
(to a soldier)Your service is very much appreciated
あなたが兵役を務めてくれていることに感謝します
Are you coming to the Sunday service?
日曜日のミサには来ますか?
(at the funeral) It was a beautiful service.
しめやかなお葬式でした
このServiceの使われ方は、これまでの2つの意味と違い、日本語の「サービス」と一致しないため、知識として覚えておくことが必要です。
とはいえ、根底にはやはり“Serve”(奉仕する)という意味合いが含まれていることがわかると思います。
例文を上から見ると、
・兵士が国に対してServeする
・教会が信者の方々に教えを提供する
・亡くなった方や友人知人に対して送り出す場を提供する
と考えられます。
<ポイント:実用性はあまり高くないかも>
日常で登場する頻度としてはあまり高くないと思われます。
ただし、簡単な単語だけにどういったConnotation(潜在的意味)が含まれているかを知識として知っておくことは重要です!
友人から、serviceにまつわるストーリーを聞いたことがあります。
彼女のホストファミリーが敬虔なクリスチャンだったそうで、
Are you coming to the Sunday service?
という質問によくわからず
Yes!
と答えたため、しばらくミサに通い続け、だんだんつらくなってきた経験があるそうです。
『サービス』精神旺盛な彼女らしい経験ですが、に無理する羽目にならないよう注意も必要ですね!
さいごに
いかがでしたでしょうか。
たくさんの日本語の訳を覚える必要はありません。
“Serve”という意味を基本として意識し、
①日本語の「サービス」
②主語の提供するもの
③その他兵役や宗教催事を意味する
この3つを抑えておけばより理解が深まると思います。
簡単な単語ですが奥が深いですね!
この記事が、皆さまの英語学習の助けになったら、嬉しいです!
最後までお読み頂き、ありがとうござました!
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