英語解説
2021年5月8日
【英単語解説 result】意味・関連表現・使い方を解説!
There are no secrets to success. It is the result of preparation, hard work, and learning from failure.
皆さん、こんんちは!
ステューデイアス英語学院 代表のHankです。
いきなり冒頭を英語からスタートさせましたが、これは、ジョージ・ブッシュ大統領の下で第65代国務長官を務めたコリン・パウエル氏の名言です。
和訳すると
成功するには何の秘訣もない。成功とは、準備と努力、そして失敗から学んだことの結果だ。
となります。
学校で勉強している時やクラブ活動を頑張っている時も、仕事を始めてからでも、「結果を出せ!」という言葉はついて回ります。
「結果がすべてだ!」という厳しい言葉をかけられたことがある人も多いことでしょう。
この言葉を意味する英語が “result” です。
それでは、“result” を受け止めるための準備と努力に取り掛かりましょう!
これを書いているのは、働きながら英語を身につけた私Hankです。
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・resultの意味
・成果主義を英語表現
・英語学習お役立ちサイト
目次
『結果』だけではない “result” の意味
オンラインの英語学習サポートサイト・英ナビ!で検索すると、名詞としては『結果・成果』、動詞としては『結果として起こる』と紹介されています。
実際に英語を使って仕事をしたり生活したりする場合はどうでしょう。
もう少し詳しく調べてみると、名詞としては、上記に加え『効果』や『成績』『計算の答え』『解決策』『影響』などの意味としても使われます。
同じような意味で使われる単語は、”consequence” “outcome” “effect” などです。
言い換える場合は、”ensure” “lead” “leave” などが使われます。
では、“result” は英語辞典ではどのように説明されているのでしょうか?
名詞としての使われ方を調べてみましょう。
- Oxford Learner’s Dictionaries
名詞として
“a thing that is caused or produced because of something else”
『何かによって引き起こされた事柄』
自らが結果を招いたのではなく何か別のものによって引き起こされた、と言うのがキーとなっています。
この場合言い換えが可能な単語としては、”consequence” “outcome” “repercussion” などがあります。
”consequence” は通常ネガティブな結果を指すときに使われることが多いので、”result” の代わりに使用する場合には注意してください。
又、”result” が何かによって既に起きてしまった事柄に関して使用されるのに対して、 ”outcome” は起こりうる未来の出来事について語る場合に使われます。
さらに原因と結果の関係性が明らかでない場合に良く使われることを覚えておいてください。
“Result” を含む言い回し
すぐ前の段落でも、”result” の前に様々な名詞をつけることで『○○の結果』という意味になったり、動詞をつけることで、『成功』を意味するようになると説明しましたが、同じように他の単語と組み合わせることで、”result” は様々な意味を持つようになります。
英語圏でよく見かける言い回しを紹介しましょう。
Result from
結果として生じる。この場合の “result” は動詞。
例文
- His success resulted from hard work.
彼の成功は勤勉の成果だ。
Result in
結果となる。この場合の “result” は動詞。
例文
- The increase in costs will result in a doubling of our charges.
コスト増加の結果、我が社の請求金額は倍になる。
End result
最終結果。
この場合の “result” は名詞。前にtheがつくことが多い
例文
- The end result was similar in both cases.
二つの事案の最終結果は、似たようなものだった。
As a result
結果として。
この場合の “result” は名詞。
”as a result of:○○の結果として” と言う形で使われることが多い。
例文
- Primary schools, secondary schools and universities were introduced in 1872 as a result of the Meiji Restoration.
小中学校と大学は、1872年明治維新の結果として導入された。
Positive result/negative result
医療検査の際の陽性/陰性。
この“result” は名詞。
例文
- A positive result means the test found signs of COVID-19 (coronavirus).
陽性の結果が出たと言うことは、検査でCOVID-19の兆候が出ていると言うことだ。
Result driven
成果主義。
企業において、勤続年数ではなく、業務の成果によって報酬や人事を決める考え方で、欧米では60年代から広がった。
日本では90年代以降導入する企業がでてきている。
外資系企業向けにCV(履歴書)を準備する時には、必ず含まれる言葉の一つ。
『結果にコミット』というCMもこのニュアンス。
ちょっと一息:単語や熟語の意味を忘れ難くするには
受験勉強を頑張っていた時、単語カードを使って兎に角単語や熟語の意味を覚えようとしていた人は多いでしょう。
あんなに頑張って覚えた単語・熟語の内今でも覚えているものはどれくらいあるでしょうか?
私自身の経験でも、ただひたすら単語の意味を頭に入れようと呪文のように唱えていたものは、テストが終わったらその場で忘れていました。
覚えているのは、同じ言葉が異なる文章の中で何度も出てきたもの、単語を単独で覚えたものは忘れることが多かったように思います。
ひたすら読んでいた何冊かの本に出てきた動詞や形容詞などは頭の中に刷り込むことができました。
「ただでさえ時間がないのに、ただ闇雲に本を読んで、その中から覚えなきゃいけない単語を探すなんて、とてもできないよ」
という声が聞こえてきそうです。
そんな時に役に立つサイトがあります。
それが、https://www.wordhippo.com/というウェブサイトです。
単語を入力することで、その意味だけでなく同義語・類語・反対語からその言葉が含まれる文章まで、ワンクリックで検索できます。
引用されている文章の中には英語学習初心者には少し解釈が難しいものもありますが、ニュースや小説で実際に使われている例文が紹介されているので、生きた英文の中で実際に使われている単語や熟語を学ぶことができます。
『原因と結果』を英語では?
日本語では『原因と結果』と言いますが、これは英語では ”cause and effect” です。
なぜ“cause and result” とは言わないのでしょうか?
“Effect” は、学校では『効果』『影響』であると習いましたが、何故この場合では『結果=result』が使われないのでしょうか?
“Cause and effect” とは
the relationship between two things when one thing makes something else happen.
二つの物事の間の関係性を表すもので、ある出来事が起こることでもう一方の出来事も発生する
と言う意味です。
Cause(原因)
I flipped the light switch. :電灯のスイッチを入れた
Effect(結果)
The light came on.:電灯がついた
Collins 英語辞典によれば
When something produces a change in a thing or person, don’t refer to this change as a `result’ on the thing or person. The word you use is effect.
何かが人や物に変化を生み出すときには、この変化を物や人へを表すのに “result” は使われず、“effect” が使われる
と説明しています。
“As a result of ○○ = cause” だと考えると分かりやすいでしょう。
さいごに
洋の東西を問わず、『結果を出す』と言うことは重要です。
ただし、結果だけが出せればよいのか?と言えばそういうわけでもありません。
学校のテストや会社にとっては、結果だけが良ければ過程はそれほど重視されないのかもしれませんが、自分自身にとっては結果にたどり着くまでの道筋もとても大切なものです。
ウェディングドレスのデザインで有名なアメリカ人ファッションデザイナーのVera Wang氏は
Success isn’t an end result, it’s about what you learn along the way.
成功が最終結果ではない、そこにたどり着くまでに何を学んだかが重要だ
と語っています。
結果はついてくるものです。
努力して種を蒔かなければ、何も変わらないままです。
さぁ、種まきを始めましょう!