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Regardingって?意味や使い方、注意点、類語表現を紹介します!

(この記事は2023年6月10日に更新しました。)

Hank

こんにちは!
ステューディアス英語学院代表のHankです!
働きながら英語を身につけようと日々努力する社会人を支援する英語講師です。
英検 1級、TOEIC960

ビジネスメールや英語資料などに頻出するregardingという単語ですが、なんとなく難しく感じて使ったことがない方も多いかもしれません。

使い方や注意点を抑えれば簡単に使うことができる単語です。

それにregardingを使いこなせば、一気にプロフェショナル感を出せる単語です。

是非この機会にマスターしましょう。

Regardingの語源と基本的な意味

まずは、regardingの語源と意味を確認しましょう。

語源

regardの現在分詞がregardingの由来と考えられるので、まずはregardについて考えてみましょう。

regardは分解すると、Reとgardに分かれます。
それぞれの意味は次のようになります。

re: 強調
gard: guardの変形。見る

まとめると「強調+見る」で → じっくり見る

regardのコアの意味として、手持ちの辞書は次のように書いてあります↓

ある気持ちをもって~を見る

O-LEX 2nd edition P1651

以上がregardの語源でしたが、regardingになると直訳的に「じっくり見ること」という意味がコアにありそうです。

regardingの意味

続いて、regardingの意味を解説します。

今回のregardingは前置詞です。
文章に情報を付け足すような役割を持っている言葉で、〜について・〜に関してと訳されます。

さきほどの語源から考えられるコアのイメージ「じっくり見る」から、

「~に意識を向ける」→「~に関して」

と意味が広がっていきます。


ちなみに、regardには動詞と名詞の意味があります。

動詞:考える・見直す・注視する・〜とみなす

名詞:敬意・注意・考慮

注意点があります!

Regarding を使用するに当たって文法的に注意が必要な箇所があります。


Regardは他の前置詞と使うことも多い単語です。

例えば ”in regard to” “with regard to”というように使われます。

意味は「〜に関して・〜について」となるので、Regardingと同じです。

なので、この ”in regard to” “with regard to” の”to”につられて、regardingを使うときも”regarding to”としてしまうと、間違いになってしまいます。


Regarding を使う際は “to” は無しと覚えておきましょう。

Regardingの使い方

語源から意味を探っていきましたが、ここからはRegarding を使った例文やフレーズを見ていきましょう。

例文

Regarding the matter below, I would like to discuss further in person.
下記の件については直接会って話し合いたいと思います。

例文

I have reached out to you to answer the inquiries regarding the price of our service.
弊社のサービスの価格に関するお問い合わせをお答えするため、ご連絡いたしました。

例文

Regarding the incident that happened last week, the school decided to set some new rules.
先週起きた出来事に関してですが、学校側は新しい校則を設けるを決定した。

例文

There are numerous company regulations regarding the employees’ uniform.
従業員の制服に関する会社の規定が数多くある。

例文

Listed are our company policies regarding social media.
こちらに書かれているのはソーシャルメディアの使用に関する企業ポリシーです。

Regardingは会話だけではなく契約書などにも頻出するので要チェックです。

メールの件名に使うとワンランクアップな響きです!

regardingはメールなどの件名にも使えます。

  • Subject: Regarding the sales last month.
    先月の売り上げについて(のメール)


  • Regarding the meeting next week.
    来週のミーティングに関して

メールの最後に “Best regards”なんていう表現もよく見ますね。
日本語で「敬具」のようなものです。

Regardingの類語

Regarding以外にも「〜について・〜に関して」を表せる英単語はあります。

まず浮かび上がるのは “about” ではないでしょうか。

その他にもいくつか同じように使うことのできる英単語があるので、regardingとは何が違うのかなど、例文も合わせて見ていきましょう。

About

基本的にはregardingと意味や使い方に大差はありません
違う点はどのような場面で使われるか、文脈がフォーマルかカジュアルかという点がポイントです。


Aboutはその点一番カジュアルに幅広く使える単語と言えます。

Aboutはregardingと使い方や意味が一番似ていると思いますが、regardingの方が丁寧な表現ですのでビジネスシーンなどではregardingの方がおすすめです。

Concerning

前置詞のconcerningは「〜に関して・〜に関係する・〜に関わる」と訳される単語ですが、regardingととても似ている表現だと思います。


ほとんどの場合が言い換えができる言葉ですが、ニュアンスとしての違いはregardingの方が、やや硬い表現とされています。

例文

Information concerning patients are classified.
患者に関わる情報は機密事項です。

例文

I would like to have a discussion concerning my contract.
私の契約に関して話し合いたいと考えています。

例文

This is a rather concerning matter.
これは厄介な問題だ。

In terms of

in terms of”も「〜に関して・〜の点で・〜の観点から」という意味で使われます。

regardingとの違いはより特定のことについて述べているニュアンスがあることです。

例文

The idea is great but in terms of profit making, it is not realistic.
アイディア自体はすばらしいが収益があるかに関しては現実味がない。

例文

Japan is not doing so well in terms of economic growth.
日本は経済的成長という観点から見るとあまり成長していない。

Regarding やaboutと同じように「〜について」を表せるのですが、よりピンポイントな話題や限定された事柄を表す際にぴったりな表現だと思います。


また、専門的な分野の話題や専門家からの見解などを述べる際にもよく使われている印象です。
ビジネスシーンでもミーティングやメールで仕事を詳しく話し合う場面などで役立つ表現です。

As for

As for“は多くの場合文頭で使用される表現で、「〜に関して・〜はどうかと言うと・〜について」と言う意味で使われます。


すでにその話題や事柄が上がっていることを前提で使うことが自然です。
具体的か事柄について述べる時に文頭に使用すると簡単にその事柄に関して述べることができます。

例文

As for your request, we have made necessary arrangements for you.
いただいたリクエストに関してですが、お応えできるよう最善を尽くしました。

例文

As for the homework, it needs to be submitted by this Friday.
宿題についてですが、今週の金曜日までに提出する必要があります。

例文

As for our new project, things are sailing out quite smoothly.
新しい企画はどうかというと、問題なく順調に進んでいます。

英語を楽しむために

この記事では、Regardingの語源や意味、注意点、使い方を解説しました。
更にregardingと似た意味の英語も併せてご紹介しました。
この機会にregardingだけでなく類義語も併せて覚えてみると表現の幅が広がると思います。


特に今日のregardingでは、英文メールでは非常によく見ます。
でも、日本人の私たちはついついaboutを使う傾向が高いです。

中学の時から知っているから、親しみがあるからかも知れません。

でもそこで、Regardingを使ったら、「おぉっ、この日本人他とは違うな!」って思ってくれる人も中にはいるはずです。

そうやって自分の見方を作っていることも、社会人のスキルのような気がします。


ちょっと英語とは離れてしまいましたが、覚えた単語を実際に使って、それが通じて自分の評価も上がるって、最高だと思うんです。


なによりも自分に自信が付きます。

この繰り返しで、あなたは一歩一歩英語の得意な人、信頼できる人になっていくのです。

今日も最後までお読み頂きありがとうございました。
皆さんの英語学習を応援しています!

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