STUDIOUS ENGLISH ACADEMY|ステューディアス 英語学院

レッスン

読むだけ英会話

英語解説

【保存版】英語プレゼンテーションにチャレンジ!型にはめるだけで安心してプレゼンできます!

(この記事は2023年6月24日に更新しました。)

新しい上司に英語でプレゼンしなきゃならなくなったよ~
無理~
誰か変わって~
変わってくれないと、ズル休みしちゃうよ~

英語のプレゼン、緊張するよね。
思い出すな~、英語できなかった頃のプレゼンのドキドキ感。
聞き取れない質問は、死んだふりしてたな~

学生の皆さん、社会人の皆さん、課題の発表や商品のPRなどで英語プレゼンテーションを求められることも多いのではないでしょうか。

英語を話すだけでも難しいのに、プレゼンテーションとなると、何を話していいのかわからないという皆さん!この記事の順に進めていただければ、きちんとしたプレゼンテーションが完成しますよ。


この記事では、まずはプレゼンテーションの構成について説明した後、プレゼンテーションでよく使われるフレーズを場面別に紹介したいと思います。

また、最後には、スライドの作り方のコツや話し方のコツなどもご紹介します。それでは始めましょう。

この記事を読むと分かること

・プレゼンテーションの構成
・プレゼンテーションでよく使う英語表現
・質問が聞き取れない時の反応の仕方
・プレゼン練習の3つのポイント
・スライド作成のコツ

それでは、ひとつひとつ、丁寧に解説していきますね!

プレゼンテーションの流れ

プレゼンテーションは次の3つのパートに分けられます。
Introduction(導入部)、Body(本論)、Conclusion(結論)です。

それでは、それぞれのパートの役割について見ていきましょう。

Introduction(導入部)

導入部で最も大切なことは、皆さんがこれからプレゼンテーションを行うテーマについての皆さんの主張、つまり結論を明示することです。

日本のプレゼンテーションとは大きく異なりますよね。

プレゼンテーションの最後まで結論を待たなければならないとなると、聴衆はじれったいだけでなく、皆さんのプレゼンテーションの方向性がわからず混乱してしまい、プレゼンテーションに集中できなくなってしまうからです。


もっとも、導入部では、プレゼンテーションに聴衆の興味を惹きつけることも大切です。
そこで、導入部の流れは次のようにしましょう

導入部の流れ
1. 聴衆への挨拶
2. 自己紹介(名前、所属)
3. テーマを明らかにする
4. 必要であれば、テーマと聴衆との関連性を明らかにして聴衆を惹きつける
5. テーマについての主張(結論)を明確にする
6. プレゼンテーションの進め方・構成を説明する

Introductionで使う英語表現

  1. 聴衆への挨拶
    Good morning / afternoon / evening everyone.
    Hello, everyone. First of all, I’d like to thank the organizers of this meeting for inviting me here today.
    Good afternoon, everyone and welcome to my presentation. First of all, let me thank you all for coming here today.


  2. 自己紹介(名前、所属)
    Let me introduce myself. I’m ”あなたの名前” from ”あなたの所属”.
    Let me start by saying just a few words about my background, I’m a ”あなたの名前” at ”あなたの所属”.


  3. 話したいテーマを明らかにする
    I’d like to talk to you about…….
    The topic of my presentation is ……….
    In my presentation, I would like to report on …….


  4. 伝えたい結論を述べる
    I am going to show that …….
    I will argue that …….
    The objective of this presentation is to …….
    I’d like to inform you about the results of my research.


  5. プレゼンテーションの進め方の概略を紹介
    I’ve divided my presentation into three main parts.
    The main points I will make are first, ……, second, ……, third, …….
    I’ll begin by ……. Then I’ll move onto ……. After that, I’ll be looking at …….
    I’ll focus on three major issues in my presentation.


  6. 質問や意見交換を受けつけるタイミングの指示
    There will be time for questions and discussion at the end of my talk.
    If you have questions, please feel free to interrupt.


  7. 配布物がある場合
    Does everybody have a handout of the report? Please take one and pass them on.
    I’ll be handing out copies of the slides at the end of my presentation, …….

Body(本論)

本論では、皆さんが導入部で明示した主張(結論)を理由や事例、データなどを提示することにより論理的に補強します。

結論に至った主要なポイントは、First, Second, … Finally,などを用いて、1つずつ十分な関連する証拠や統計、事例とともに整理してわかりやすく伝えましょう。

ここで気をつけることは、常に、皆さんの主張との間の関連性を明らかにするとともに、次のポイントに移るときは必ず聴衆に伝えましょう。

皆さんが特に重要なポイントだと考える点については、理由を添えて強調しましょう。

本論の流れ
1. 最初のポイントについて話し始める
2. 最初のポイントを展開する
3. 最初のポイントをまとめる
4. 2番目のポイントを紹介する
(以下同様)
5. 本論をまとめ、テーマについて再度聴衆と確認する

Bobyで使う英語表現

  1. 最初の主張について述べ始める
    In this part of my presentation, I’d like to talk about …….
    The first point I would like to address is …….


  2. 最初の主張を発展させる
    For example, …….
    According to a new study, …….
    Statistics show that …….
    This is especially important because …….


  3. 最初の主張をまとめる
    So, we can see that …….
    This brings me to the end of my first point.


  4. 2番目の主張について述べ始める
    Secondly, I’d like to turn to …….
    Let’s now move on to the second point.
    Let me now turn to the issue of …….


  5. 2番目の主張を発展させる
    Statistics show that …….
    It means that …….


  6. 2番目の主張をまとめる
    It is evident that …….
    We can say that …….


  7. 最後の主張について述べ始める
    Finally, we need to look at …….
    I’d like to conclude the final point by saying that …….


  8. 重要な点を強調する
    I’d like to emphasize / stress / highlight that …….
    I’d like to point out one or two interesting details.
    I’d like to focus your attention on …….
    The important thing about …… is …….


  9. スライドの説明をする
    Let’s now look at the next slide which shows …….
    I’d like you to look at…….
    Let’s have a look at …….
    The chart on the following slide shows …….
    As the graph / table shows …….
    Let me explain the graph.
    From Table A, we can see that …….


  10. Bodyの主張をまとめ、Introductionで述べた主題へと聴衆を戻す
    To summarize, …….
    What I have been saying is that …….
    To review, we have found out that …….


  11. グループでプレゼンテーションを行う場合
    話者が交代するとき
    I would like to conclude my discussion at this point and hand over to my partner / colleague ABC who will discuss …….

Conclusion(結論)

結論では、導入部で述べた主張(結論)を再度主張します。

その際、本論で述べた主要なポイントを振り返りながらプレゼンテーション全体のまとめを行うことがポイントです。

結論の流れ
1. 結論に移ることを示唆する
2. テーマについて再度聴衆と確認する
3. 結論を再度主張する
4. プレゼンテーションを最後まで聴いてくれた聴衆に挨拶する
5. 質疑応答

Conclusion で使う英語表現

  1. 聴衆に結論に入ることを示唆する
    This brings me to the end of my presentation.
    Finally, I’d like to highlight one key issue.
    As a final point, I’d like to …….


  2. 再度聴衆と主題を確認する
    We have discussed …….


  3. 再度聴衆と自らの主張を確認する
    Let me just run through the key points again.
    In conclusion, I’d like to …….
    I’ll briefly summarize the main issues.
    First, we looked at …… and we saw that ……. Then, we considered…… and we argued …….
    Therefore, it can be concluded that …….


  4. プレゼンテーションを締めくくる
    Thank you for your time and attention today.


  5. 質疑応答を始めることを告げる
    I’d now like to open the floor for questions and discussion.
    And now I’d be happy to answer any questions you may have.
    If you have any questions, I’d be pleased to answer them.


  6. 質問の内容がわからないとき
    I’m sorry, but could you repeat your question, please?
    I’m sorry, but I don’t quite understand what you mean. Could you just explain that some more, please?
    Let me just check that I have understood your question. You’re asking ……?
    If I understood you correctly, you’d like to know ……?


  7. よい質問に対する反応の仕方
    That’s a very good question.
    I’m glad you asked that.


  8. 質問への答えに質問者が納得しているか確かめる
    Does that answer your question?


  9. 質問への回答がわからないとき
    I’m afraid I don’t have that information with me right now.
    I’m afraid I don’t know the answer to your question, but I’ll try to find out for you.


  10. 質問への答えを保留にする
    If you don’t mind, I’ll come back to this point later in my presentation.
    Would you mind waiting until the question and answer session at the end?
    Perhaps we could go over this after the presentation.

プレゼンテーションの準備と練習のポイント

プレゼンテーションを成功させるには、事前に準備し練習することが不可欠です。
次の4つのポイントに気をつけて行いましょう。

① 事前に言いたいことを整理する

プレゼンテーションが原稿の棒読みにならないように注意しましょう。
棒読みになってしまっては、聴衆は皆さんのプレゼンテーションに興味を示してくれません。

そこで、手のひらサイズのメモ帳を用意しましょう。
メモには、プレゼンテーションの各部分の主要なポイントとその部分で指摘したいことを箇条書きにします。


パワーポイントのスライドに書いてあることも棒読みにしてはいけません。

聴衆は自分たちにも読めるスライドを棒読みにされては退屈してしまうからです。

そこで、スライドに書いてある言い回しを変えたり、スライドに書かれていることの周辺情報を説明したりするようにしましょう。

② 時間内にはっきりとわかりやすく

時間を計ってみましょう
プレゼンテーションが時間内におさまっていて、短すぎないか、あるいは、長すぎないか、チェックしてみましょう。

また、Introduction、Body、Conclusion、質疑応答の時間配分も決めておきましょう。

③ はっきりと大きな声で抑揚をつけて話しましょう

話すスピードが速すぎては、聴衆は皆さんの主張しようとしていることを的確に理解してくれない恐れがあります。

プレゼンテーション当日に緊張して話すスピードが速くならないようにするためには練習が必要です。

また、聴衆に理解してもらいやすいよう、正しい発音を準備段階で確認しておきましょう。

④ なるべく簡単な言葉や表現を用いてプレゼンテーションしましょう。

プレゼンテーションの最大の目的は、自分の主張を聴衆にわかってもらうことです。
聴衆の中には、英語を母語としない人々もいることが考えられます。
そのような人たちにも理解しやすいように、心配りをしながら話す練習をしましょう。

スライドや配布物を作成するポイント

スライドや配布物を作成する際の注意ポイントを◯つ紹介します。

① スライドは簡潔に

スライドは、プレゼンテーションのなかで、皆さんの主張を根拠づけたり、聴衆に皆さんの主張をわかりやすく説明したりするために重要な役割を果たします。

しかし、スライドが見にくいと聴衆はスライドを理解しようとくぎ付けになって、皆さんの話を聞いてくれなくなるでしょう。

そこで、スライドはできるだけ簡潔にすることが非常に大切です。

② 効果的なスライドの使い方

  • スライドの枚数を最小限にしましょう。
    スライドが多すぎると、それぞれのスライドのインパクトが薄れてしまいます。

  • スライド1枚に1つのキーポイントを対応させましょう。
    こうすることで、聴衆は、5秒以内にスライドを読み、理解できるでしょう。そうすれば、あとは皆さんの詳しい説明に耳を傾けてくれます。

  • 聴衆全員に見えるように、スライドの文字や図は十分に大きくしましょう。

  • スライドには1文をまるごと書くのではなく、新聞の見出しのように、簡潔に書きましょう。

  • 可能な限り、文字の代わりに表やグラフ、写真、図などを用いて、プレゼンテーションのなかでは、それらについて簡潔に説明するようにしましょう。

  • 各スライドの箇条書きは多くても4~5個に絞りましょう。

③ よい配布物にするには

配布物は、後から聴衆が皆さんのプレゼンテーションの内容を見直すときに用いるものです。

ポイントをおさえたわかりやすい配布物にするよう心がけましょう。

  • 皆さんの主張や情報をまとめましょう。
  • 重要なポイントは強調しましょう。
  • 関連するインターネットのURLや本の紹介など補足の情報を入れましょう。
  • 配布物はプレゼンテーションの最後に配布しましょう。そうすれば、聴衆は皆さんのプレゼンテーションに集中してくれます。

プレゼンテーションお悩み相談

Q
プレゼンテーションで最初にどのように聴衆の興味を惹きつければいいのでしょうか。
A

聴衆が皆さんのプレゼンテーションに興味を持ってくれるかどうかは、最初の3分間が勝負です。

聴衆の興味を惹きつける方法としては3つ考えられます。

1 聴衆に質問を投げかける
2 聴衆に興味深い事実を紹介する
3 自分自身の経験について語る

以下にそれぞれの例を挙げてみます。


1 聴衆に質問を投げかける

Suppose …….  How would you ……?

Suppose your company lost 60% of its customer base in 6 months because your competitor released a new product similar to yours with more attracting features.  How would you deal with this situation?


How many of you have ever ……?  Do you think that’s possible?

How many of you have ever had trouble saving money?  Just about everyone, right?  Well, imagine a machine that can stop you from spending too much.  Do you think that will work?



2 聴衆に興味深い事実を紹介する

Did you know that ……?

Did you know that 1 in every 4 international marriages end up in a divorce?


According to a new study, …….

According to a recent study, chocolates can lower your blood pressure and prevent you from becoming depressed.  Maybe you are thinking that chocolates are the cause of obesity, but they are said to have other good effects to your health, too.


Statistics show that …….

Statistics show that 1 in 3 Japanese over the age of 40 have periodontal disease.


3 自分自身の経験について語る
Have you ever been in a situation where ……?  I remember when …….  It turned out that …….

Have you ever been in a situation where you need to make a speech in front of a large audience?  I remember when I was a high school student and took part in a big speech contest.  I got really nervous and didn’t know what to do.  Then, my teacher advised me to eat some chocolate.  It turned out that surprisingly, I felt relieved and was able to do my best on the speech.

Q
プレゼンテーションの中で、何度も同じ語を使ってしまいます。
A

聴衆を飽きさせないためにも、同じ単語の過度の反復は避けたいところですね。
そんなときは、Thesaurus(類語辞典)を使いましょう。

Thesaurusには、使いたい単語の同意語がいくつも掲載されているので、同じ単語の反復を避けるのには大変便利です

Q
プレゼンテーションのテーマが広すぎるようで、全体がうまくまとまりません。テーマはどのように決めたらいいですか。
A

まずは広いテーマから考え始めて、皆さんの関心や話しやすさに合わせて徐々に絞っていくとよいでしょう。

具体的な例を示します。

まずは大まかなテーマを決めましょう。→例 Chocolate
あなたの興味がある分野は何ですか。→例 How chocolate affects our health
その中にはどのような話題が含まれますか。→例 Blood pressure, Obesity, Depression, Anti-aging, etc.

たくさんある話題の中からどれを選びたいですか。→例 Anti-aging

これで、テーマはChocolate and Anti-agingと絞ることができました。

Q
質疑応答で答えられない質問が来てしまいました。後日調べて改めて連絡したいときはどうすればよいでしょうか。
A

以下の英文を使うと、丁寧な印象を与えることができます。

Thank you for your interesting question. I’m afraid I don’t have that information with me right now. Is it okay if I check and get back to you later? 

プレゼンテーション後に相手からEメールアドレスや電話番号をもらいましょう。

まとめ

 この記事では、英語でのプレゼンテーションが初めてという皆さんを対象に、プレゼンテーションの構造やプレゼンテーションでよく使われる定番フレーズを中心に紹介してきました。

最後にもう一度重要な点を皆さんと一緒に復習しておきたいと思います。

  • プレゼンテーションの構造は、Introduction(導入部)→Body(本論)→Conclusion(結論)です。結論の後には質疑応答があります。
  • 皆さんがプレゼンテーションで主張したいこと、すなわち結論はIntroductionでしっかり示しましょう。
  • プレゼンテーションには準備・練習が不可欠です。原稿の棒読みは絶対にやめましょう。
  • スライドを作る場合は簡潔で見やすいものになるよう心がけましょう。
  • 配布物は最後に配った方が聴衆の興味を皆さんのプレゼンテーションに惹きつけやすいです。
  • プレゼンテーションは最初の印象が勝負です。聴衆が共感できる話題から入って聴衆の興味を惹きつけましょう。


 それでは、皆さん、自信をもってプレゼンテーションに臨みましょう!

今なら安心の3大特典付き!

レッスン一覧 まずは会員登録