英語解説
2021年6月7日
methodの意味・発音・類語との違いを徹底解説
(この記事は2023年6月23日に更新しました)
みなさん、こんにちは!
ステューデイアス英語学院の代表Hankです。
Hankと言うのはもちろんニックネームで、普通の家庭で育った日本人です。
私のプロフィールはこちらからどうぞ。
https://studious-english.com/teacher
今日はmethodという英単語を解説していきます。
日本語でも「メソッド」若しくは「メソード」と言われ、スポーツから教育まで様々な分野で頻出する言葉です。
バイオリンの教授法のスズキ・メソードは世界でも有名です。
コンピューターのプログラム用語で、オブジェクトを動かすための必要な操作も、メソッドと言います。
「方法や「やり方」を表現している言葉なんだろうな、と理解できますが、英語でも全く同じように使われているのでしょうか?
分かりやすく書いていきますので、この記事で method を完全理解しましょう!
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基本的な意味と使い方
研究社・英和中辞典によれば、”method” は、可算名詞として使われる場合には
(教授法・研究などの論理的で組織だった)方法、方式
研究社・英和中辞典
を意味します。
類語として ”way” と “manner”が記載されていました。
”way” は「やり方、方法を表す最も一般的な言葉」だと紹介されています。
wayもいろいろな意味があって厄介ですよね。
私の場合は、wayは「道」という意味が基本にあるので、「自分が進む道」や「達成するための道」という考えを発展させて「やり方」「方法」という風に理解しました。
フランク・シナトラの名曲 “My Way” は「わが人生の来し方」を謳ったもので、最適のネーミングだと言えるでしょう。
一方”manner” は「個人的または独特な方法」というわけです。
Oxford英語辞典では、
a particular procedure for accomplishing or approaching something, especially a systematic or established one
Oxford英語辞典
【和訳】
何かを完成する、若しくは何かに取り組むための特別な工程、特に体系だったもの又は既に確立されているもの
同義語としては “procedure” “approach” “technique” “system” “practice” “routine” などがあります。
The Methodと大文字が使われる場合には、メソッド演技法を指すとわざわざ注釈がついているのも興味深いところです。
一方アメリカで発行された英語辞書であるMerriam-Websterでは、もっとシンプルに次のように説明しています。
a procedure or process for attaining an object
https://www.merriam-webster.com/dictionary/method
a way of doing something
【和訳】
目的を達成するための手順またはプロセス
何かをする方法
”Method” の発音には要注意
”Method” は、冒頭でも触れましたが、カタカナ発音では「メソッド」若しくは「メソード」と表記されます。
しかし、残念ながらこれではネイティブにはなかなか通じにくいです。
発音記号をチェックすると、/méθəd/と日本人が苦手とする ”th” の発音です。
thは舌を上下の前歯に出すという、日本語には無い口の形なので、恥ずかしさも合わさって、きれいなthの音を出すのは難しいのだと思います。
舌を噛むと言われますが、噛むと息が通りにくくなってしまうので、軽く添える程度にして、そこに息を送り込むようにすると上手くいくことが多いです。
YouGlishでの発音はこちらに貼っておきます
https://youglish.com/getbyid/19651534/method/english/us
ちなみに発音なども講座内では指導しています。
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“Method” があれば “Methodology” もある
英語では、何かの単語に “-logy” という接尾語をつけると、「○○論」「○○学」となることが良くあります。
- Astrology : 占星学
- Biology : 生物学
- Ecology : 環境学
等は聞いたことがあるかもしれません。
日本のニュースや話題を英語で海外に発信しているNHK Worldには “Begin Japanology” という番組もあります。
”Method” にも同様に “Methodology” という言葉があります。
Weblioでは
筋道だった「やり方」の体系のこと。
体系として構築されたメソッド群。主に「方法論」と訳される。
https://www.weblio.jp/content/method
と解説しています。
決して “methodology” という単語が長いので、省略して “method” にしているわけではありません。
例えば、ある商品の評判を探る報告書を作成する必要があるとします。
その時に、実際に何人かにインタビューを行うのか、ネットの書き込みをチェックするのか、実際に自分で購入して感想を書くのか、様々な手段が考えられます。
これが ”method” です。
そして、何故この ”method” が最適なのかを理論的に説明・証明するのが、”methodology” というわけです。
“Method” と “procedure” “approach” は同じものなのかな?
Oxford英語辞典でmethodを調べると、同義語としても “procedure” や “approach” が出てきます。
では、これらの言葉は同じ意味として言い換えが可能なのでしょうか?
method vs procedure
Googleで、”difference between method and procedure” と入力すると、様々な解説が出てきます。
最もシンプルで分かりやすい説明を見つけました。
procedure and method are very similar, but method is a smaller part of the procedure
https://www.enotes.com/homework-help/what-differences-beteen-procedure-method-business-72847
【和訳】
”procedure” と “method” はとても良く似ていますが、”method” は “procedure” の小さな部分を担うものです
method vs approach
”Approach” は「物事への対処の仕方」「働きかけること」と言った意味を持ちます。
例えばチェスのゲームで、相手に対して攻撃的な手法をとるか防御的な手法をとるかが異なる “approach” の仕方となります。
ゲームのオープニングにおけるシシリアン・ディフェンスやカロ・カン・ディフェンスが “method” となります。
さいごに
キャリアアップを目指したり、異文化コミュニケーションに興味があったり、はたまた仕事で海外の取引先と英語のやり取りをせざるを得ないという切羽詰まった状況に陥って。。。
などなど、英語を学ぶ理由は人それぞれ異なります。
それでも、一日でも早く英語がペラペラになりたいと言うのは、誰にでも当てはまる目標だと思います。
日本語のウェブサイトをチェックすると、様々な英語学習メソッドが紹介されています。
世界中で採用されているメソッドもあれば、日本人に特化したメソッドもあります。
自分にあったメソッドを探したりしているのは楽しい時間でもありますが、メソッド探しだけでは英語はできる様になりません。
先ずは挑戦あるのみです。
英語は正しい方法で継続できれば、必ず身に付くものです。
そして、英語ができる人材になって、先行き不安な世の中を自分の力で切り開いていってください。
英語を学ぶことは自己投資でもあります。
少し横道に逸れましたが、皆さんの英語力向上をいつも願っています。
最後までお読み頂き、ありがとうございました!
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