英語解説
2021年4月27日
interpretって?translateとは違う?意味や慣用表現を解説します!
(この記事は2023年6月27日に更新しました。)
こんにちは!
ステューディアス英語学院代表のHankです!
働きながら英語を身につけようと日々努力する社会人を支援する英語講師です。
英検 1級、TOEIC960
Interpretという言葉、「通訳」という意味でご存知の方も多いかもしれませんが、違う意味でも日常会話などで使われる言葉なんです。
今回はこの”interpret”という言葉を詳しく見ていきましょう。
・interpretの語源
・Interpretとtranslateの違い
・interpretを含む便利表現
・Open to interpretation
・No room for interpretation
・Interpret A as B
目次
Interpretの基本的な意味
発音は、[ɪnˈtɜːprɪ] といった感じで最後のtは舌を上の前歯裏に押さえつけて、止める、もしくわ軽く離してtが軽く聞こえる様にします。
単語の途中の [ɜː(əː)]の音が綺麗に出せると、グッと英語の音に近づきますね。
https://www.ldoceonline.com/jp/dictionary/interpret
基本的な意味は「解釈する」「通訳する」です。
名詞形は Interpretation, 「解釈」「説明」です。
また、interpreter は「通訳者」を意味します。
interpretの語源
Interpretの語源はラテン語で「説明する」「理解する」といった意味で使われていた言葉です。
また「説明する」から派生し、名詞では仲介人という意味でも使われていたそうです。
単語を分解して見てみると、
- Inter:〜の間 (接頭辞)
- Pre:pretiumの省略形で「価値」
pretiumの語源は”per”という言葉で、「売る」「商売する」「取引する」という意味で使われていました。
つまり人と人の間に入って何かを説明したり、取引したりすることがinterpretの語源で、そこから意味が転じて「通訳する」「解釈する」といった意味で使われるようになったと言えます。
Interpretとtranslateの違い
「通訳する」というともう一つ思い浮かぶ英単語が”Translate”だと思います。
”Google translate”なんていう機能もありますよね。
それではこの二つの単語、一体何が違うのでしょう?
使い方や注意点などを見ていきましょう。
Translateとは確かに「通訳する」と訳せるのですが、厳密には「翻訳する」という意味で使われます。
ほとんどの場合、文章/書き言葉を訳す行為を指します。
interpretも「通訳する」という意味でも多く使われますが、こちらは話された言葉を通訳する時に使われます。
本質的には「解釈するして説明する」という意味が強いです。
つまり何かを自分なりに理解して解釈をすることであり、場合によってはその人の意見が反映されることもあります。
ポイント
Translate
言葉の意味を理解し、そのままの内容を他の言語に翻訳(変換)すること
Interpret:
言葉の意味を理解した上で、通訳すること/説明すること。
Interpretを含む慣用句
Interpretを使った慣用句や言い回しなども見ていきましょう。
Open to interpretation
意味:
様々な解釈ができる、どう解釈するかは自由である。
要するに、明確な意味などが定義されてないため、多様な解釈が可能である。
人によって違う風に理解されるかもしれない事柄。
例文
- The ending of that movie is open to interpretation.
あの映画の結末は様々に解釈できる。
No room for interpretation
意味:
解釈の余地がない。答えや考えが明確で多様に解釈されない。
例文
- His thesis was immaculately written that left no room for interpretation.
彼の論文は抜かりなく書かれていたので解釈の余地がない。 - Her message was very clear that there was no room for interpretation.
彼女が発したメッセージはとても明確だったので、それ以外に解釈の余地がない。
Interpret A as B
意味:
AをBとして解釈する。
例文
- I interpreted the handshake as a gesture of friendliness.
握手を求めてきたことを友好の印と解釈しました。 - The archeologists interpreted the drawing on the coffin as a symbol of the king.
考古学者たちは棺桶に描かれた絵を王の象徴と解釈した。
英語を身につけた先に
今日は interpretを解説しました。
私が外資で働いていた時は、海外出張でも通訳が同行するなんてことはありませんでした。
でも日系の会社では通訳が同行することもあるようですね。
それはそれで、スムーズなコミュニケーションが取れて、言葉の行き違いもなくて後々問題になるってこともないと思います。
でも、多少正しくなくても頑張って話そうとする姿に感動する取引先もいるかも知れません。
自分の話した言葉が伝わって、相手の言葉も伝わってきて、時には意見の相違があるかも知れませんが、生で交わした会話があるからこそ、信頼関係が出来るんじゃないかと思います。
別に日本人全員が英語を話す必要はありません。
でも世界中にあなたの信頼できる友達をもつことも、素敵だと思います。
事実私も外資で一緒だった外国人は今でも戦友のように感じています。
そんな私も英語をやりお直した時は、ボロボロで、思うように上達しなくて、英語から逃げ出したくて仕方がなかったです。
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初心者でもじっくり学べる英語講座今日も最後までお読み頂き頂き、ありがとうございました。
英語学習に本気なあなたを応援しています!