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inceptionとは?語源や意味、使い方を解説しました。

(この記事は2023年6月10日に更新しました。)

Hank

こんにちは!
ステューディアス英語学院代表のHankです!
働きながら英語を身につけようと日々努力する社会人を支援する英語講師です。
英検 1級、TOEIC960

先日、Amazon Primeで “Inception” 観ました。

ちょっと難しい映画でしたが、星4.3と高評価の映画です。

この映画のタイトル “inception”とはどんな意味でしょうか?

日本では映画のタイトル以外でこの言葉を聞く機会は殆どありませんが、英語のビジネスシーンでは良く使われる言葉です。

TOEICの学習をしている人は、目にしかことがあるかも知れません。

この記事では、inceptionの語源やその意味、使い方を丁寧に解説していきます。

どうぞ最後までお読みください!

それでは行きましょう!

“Inception” の語源

“Inception” の語源は、「初め」を意味するラテン語の incipere です。

これが15世紀になってから英語の “inception” として誕生します。

元々の語源を同じくする動詞の “incept” は、「取り入れる」「摂取する」という意味を持ちます。形容詞は “inceptive”、こちらは「初めの」という意味があります。

“Inception” の意味

inceptionの意味を見ていきます。
ここでは3つの辞書を確認してみたので引用します。

inceptionは名詞として使われます。

辞書毎の意味

weblio英和辞典

Weblio英和辞典によれば、“Inception” は大学院・英検1級以上のレベルの言葉です。

初め,発端

https://ejje.weblio.jp/content/inception

Merriam Webster英語辞典

Merriam Webster英語辞典では inceptionをフォーマルな表現だとして、こう定義しています。

the time at which something begins

https://www.merriam-webster.com/dictionary/inception

【和訳】

何かが始まる時

Cambridge英語辞典

イギリスで発行される英語辞典Cambridge英語辞典では、ビジネス英語での意味として、次のように定義しています。

the beginning of an organisation, official activity, system, or agreement

https://dictionary.cambridge.org/dictionary/english/inception

【和訳】

組織・公式な活動・システム・合意の初め

英和辞典や英英辞典を見ても、意味は「始まり」「発足」などといった「開始」を思い浮かべますね。

inceptionを使った例文

意味が分かったので、次にいくつかの例文を見ながら、理解を深めていってください。

例文

Greenbelt has changed quite a bit since its inception.
緑化帯はその(構想の)開始以来大きな変化を遂げた。

例文

We’ll assist you at every stage from inception to completion.
初めから完成まで、すべての段階で支援をしていくよ。

例文

Since its inception in 1968, the company has been at the forefront of computer development.
1968年の創業以来、その会社はコンピューター開発の最先端を走り続けている。

例文

Greenbelt has changed quite a bit since its inception.
緑化帯はその(構想の)開始以来大きな変化を遂げた。

映画 “Inception” のタイトルが意味するもの

冒頭で映画 Inceptionについて書きましたが、この映画はストーリーやその意図するところが難しい、と公開当時から議論されています。


高い評価は受ける一方、

”Inception Is Officially The Most Confusing Movie Ever(インセプションは、誰もが認める今までで一番ややこしい映画だ)”

と述べているサイトも見受けられます。


この映画を知らない人もいると思いますので、Yahoo映画からあらすじを引用しておきます。

コブ(レオナルド・ディカプリオ)は人が夢を見ている最中に、その潜在意識の奥深くにもぐり込んで相手のアイデアを盗むことのできる優秀な人材だった。
彼は、企業スパイの世界でトップの腕前を誇っていたが、やがて国際指名手配犯となってしまう。

そんなある日、コブの元に“インセプション”と呼ばれるほぼ不可能に近い仕事が舞い込む。

https://movies.yahoo.co.jp/movie/334832/story/

この映画の中では、”Inception” とはプログラムです。

その目的は 次のように言われます。

to plant an original idea deep in the target’s mind that their powerful subconscious becomes convinced is real and their own.

https://www.mvorganizing.org/what-is-the-message-of-inception-movie-2/

【和訳】

ターゲットの意識の奥深くに独創的なアイディアを植え付けることで、その人の強力な潜在意識がそれを本物で自らが作り出したものだと信じるようになる

上記のようなコンセプトに対して “Inception” という言葉を当てはめたことに関しては、様々な意見が出ました。

なぜ “Inception”という単語がタイトルに使われたのでしょうか?



その鍵は、

The inception of an ideaアイディアの芽

という言い回しにあります。


”The inception of an idea” が、映画 のタイトルに“Inception”が使われた理由では?と言った意見もあります。

さいごに

今日はinceptionという単語を取り上げました。

あまり日常会話では使われないですが、単純化してしまうと、startとかinitiationなどの、開始を意味する英単語です。

TOEICの金フレにも載っていたので、ビジネスでより使う英単語です。

皆さんの中には、何かをinceptionして、新しいことに挑戦している人も多いかも知れません。

最初はうまく行かなくて、苦しい時を過ごすかも知れません。

でもそれは、失敗ではなくて、成功するための成長痛でもあります。

どうか諦めずに、最後まで挑戦を続けてほしいと思います。

今日も最後までお読みいただきありがとうございました。

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