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英単語”cute”を解説!「かわいい」以外にも意味、知っていますか?

(この記事は2023年6月27日に更新しました。)

先輩が髪切って、すっごいかわいかったから、How cute! って褒めたよ~

cuteってかわいいって言う意味だけど、それ以外の意味知ってる?

“Cute”という英単語、カタカナでも使用されるほどよく知られている単語ですが、「かわいい」の意味以外にも様々な意味で使われるのはご存知ですか?

「かわいい」とはかけ離れた意味でも使用されるので使い方注意点使用例などを見ていきましょう。

この記事を読むと分かること

・cuteの意味
・cuteを使う際の注意点
・pretty, adorableとの違い

それでは、ひとつひとつ、丁寧に解説していきますね!

Cuteの語源

Cuteの語源

Cuteの語源は”acute”という単語の省略形だと言われています。

Acuteは「賢い」「鋭い」「抜け目のない」といった意味があり、省略形のcuteは17世紀半ばから使用され始め18世紀頃には書籍などにも上記のような意味合いで主に使われていたようです。

「かわいい」や「魅力的」などといった意味で使われ始めたのは18世紀に入ってからで、アメリカの学生たちが口語的に使用していたそうです。

いわゆるスラングとして学生たちが使い始めた言葉で、未だにイギリス圏ではcuteの意味合いがアメリカとは違うように受け取れます。

それではcuteの意味を詳しく見ていきましょう。

Cute の意味

cuteには「かわいい」「魅力的」「気が利く」の意味があります。
1つ1つ説明していきます。

かわいい

「小さくて可愛い」というニュアンスの意味で使われます。

使われる対象としては主に子どもや動物、ぬいぐるみや小さくてかわいらしいものなどで、ニュアンスとして子どもっぽく若いイメージがあります。

イギリス圏では赤ちゃんや子ども、動物に使うのがほとんどで、後で説明する、アメリカのように大人の女性などに使うことはほとんどありません。

例文

  • Your baby is so cute!
    あなたの赤ちゃんはとてもかわいい

  • Look at that cute little penguin.
    あの小さくてかわいいペンギンを見て

  • This stuffed toy is so cute.
    このぬいぐるみはとてもかわいい

次に、大人の女性などに対して使うcuteはで説明します。

魅力的

アメリカ英語では日常的に使われる表現です。

特に大人の女性や男性に使われます。
男性に対して使われだしたのは比較的最近のことのように思えます。

女性に使われる場合のcuteは見た目がかわいいのはもちろんですが、仕草や雰囲気がかわいらしく魅力的という意味合いもあります。

男性に対してはハンサム、かっこいいという意味で使われます。
見た目が素敵で男性として魅力的だというふうに表現できます。
異性として魅力的、もしくは性的に魅力的というふうに解釈される場合もあります。

例文

  • I find that girl quite cute. I’m gonna go talk to her. 
    あの子、結構魅力的だと思う。ちょっと話しかけてくるよ。

  • Look at that guy! He is so cute.
    あの男の人見て!とてもハンサムだわ。

また派生語で”cutie”はかわいい子・セクシーな子
cutesy” で「ぶりっ子」という意味で使われます。

ずる賢い?

Cuteの語源であるacuteという単語と同じような意味ですね。
文脈によっては「気の利いた」というようなニュアンスでも使われます。

頭が良いとか知識があるという意味で「賢い」のではなく、どちらかというと行動や考えが賢く、抜け目がない様子を表します。

何か目的があって賢く動いているイメージです。
ですので文脈によっては「ずる賢い」と訳されることも多いです。

例文

  • That was cute of you to get me my favorite chocolate. So what did you do this time?
    私の大好きなチョコレートを買ってきてくれたなんて、気が利きますね。で、今回は何をしでかしたのですか。

  • Don’t get cute with me, I know that you are hiding something.
    生意気を言うな(なめるな)、隠し事をしているのを知っているんだ。
    * ”Don’t get cute with”で「なめるな」「気取るな」「生意気言うな」という意味になります。

prettyやadorableとの違い

さて、cuteの意味を見ていきましたが、cuteという単語、”pretty” や”adorable”とは何が違うのでしょうか。

違いを例文を用いて理解していきましょう。

例文

  • That girl working at the coffee shop isn’t really pretty but she is kind of cute.
    あのコーヒー屋さんで働いている子、美人じゃないけど、なんかかわいいんだよね。

  • What a pretty dress! She will look adorable in those.
    なんて素敵なドレスなの!きっと彼女はこのドレスを着たら可愛らしいわ

Pretty
かわいい以外に「素敵」「上品」「綺麗」というふうにも訳されます。

主に物や女性に対して使われます。男性にはめったに使いません。
Cuteとの大きな違いはprettyの場合は、子供っぽさはなく、どちらかというと上品で綺麗なイメージです。


Adorable
可愛らしい」「愛らしい」という意味の単語です。
Adorableは「かわいい」を表すcuteの使い方に似ていて、同義語としてよく見られる単語です。

違いとしては異性に対して使うことはなく、赤ちゃんや子犬などにつかいます。

Cuteよりも「かわいい」が強調されているニュアンスで、見た目がかわいいというよりも雰囲気や様子がとても可愛くて愛らしいといった感じです。

異性や大人に” you look adorable”と言うと、なんだか小馬鹿にしている印象を与えてしまうので気をつけましょう。

さいごに

日本語で「かわいい」という言葉、大変よく使われます。
しかし、英語では何でもかんでも「かわいい=cute」で表さないので、何に対してどのように「かわいい」のかを一度整理してから言ってみると誤解されないでしょう。

Cuteという単語、使い方によっては失礼になるので、ビジネスシーンや初対面の方の前で下手に使わないほうが良いかもしれませんね。

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