英語解説
2021年8月11日
Affect と Effectの違いって?どっちをいつ使うのか徹底解説(覚え方あり)
(この記事は2021年12月23日に更新されました)
- “affect” と “effect” って「影響」と「結果」って覚えてたけど、どっちがどっちかすぐわからなくなっちゃう。。。。
- “effect” には「(結果を引き起こす)効果・影響」と言う意味もあったりして、使い方がよくわからない
そんな悩みを抱えているあなたにこの記事をお送りします。
こんにちは!
ステューディアス英語学院代表のHankです!
働きながら英語を身につけようと日々努力する社会人を支援する英語講師です。
英検 1級、TOEIC960
“affect” と “effect”ですが、どちらも名詞にも動詞にもなり得ることもあり、ますます混乱してきますね。
実はこれ、英語学習者の私たちだけの課題ではなく、ネイティブでも使い方に混乱することは良くあるようです。
例えば、グーグルで “difference between affect and effect” と入力すると何と5億8800万件もの検索結果が表示されます。
こんなちょっと面倒な単語を今日は、例文を使って、分かりやすく説明していきます。
2つの単語のニュアンスの違いを確かめ、正しく使い分けができるように頑張りましょう!
それでは行ってみましょう!
ぜひ最後までお付き合いください
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”affect” の意味・語源
”affect” は、「動詞としても名詞としても使われる」、と冒頭で説明しましたが、実際はほとんど動詞で使われると言割れています。
動詞の意味の基本は「影響する」です。
いつくかの辞書を調べてみたので、こちらにまとめてみます。
辞書の意味
- weblio英和辞典
~に影響・悪影響を及ぼす - Learner’s Dictionary
to act on (someone or something) and cause a change
to cause strong emotions in (someone)
weblio英和辞典
weblio辞典では次のように記載されています。
~に影響・悪影響を及ぼす
https://ejje.weblio.jp/content/affect
~作用する
感動させる
Learner’s Dictionary
Learner’s Dictionaryでは次のように定義されています
to act on (someone or something) and cause a change
https://www.learnersdictionary.com/definition/affect
to cause strong emotions in (someone)
【和訳】
(誰かや何かに)働きかけることで変化の原因となる
人の感情に強く影響を与える
affectを使った例文
affectの意味が分かったところで、例文をみて、affectがどう使われるのか確認してみましょう。
His decisions could affect [=influence] the lives of millions of people.
彼の決断は、何百万人もの人の生活に影響を与えかねない。
This medication may affect your ability to drive a car.
この薬は車の運転に影響を与えるかも知れません。
The criticism affected her deeply.
その批判は、彼女に強く影響した。
英語の単語や用法に関するフォーラムでは、”affect” は、ニュートラルからネガティブな場合に使われる言葉だという指摘もあります。
この点は覚えておくと役に立ちます。
例えば
“drugs that affect the immune system:免疫システムに影響を与える薬”
という文章の場合、良い影響・悪い影響どちらの意味にも捉えることができますが、悪い影響を与えると理解されることが多いです。
もしも「良い影響を与える」という意味で使いたい場合は
“drugs that improve the immune system”
「 悪い影響がありうる」という意味で使いたい場合には
“drugs that may cause negative effect on the immune system”
などと、異なる単語を選択するとよいでしょう。
”Positively affect” 又は “negatively affect” という言い方をして、はっきりさせることもできます。
effectの意味
一方、”effect” はほとんどの場合名詞として使われます。
意味は「効果」「影響」がメインになります。
「~効果」を英語で表すときには、“~ effect(s)” という言葉を使います。
その例をいくつか紹介しましょう。
- Cause and effect
原因と結果 - Greenhouse effect
温室効果 - Domino effect
ドミノ効果、連鎖反応のこと - Side effect
薬の副作用 - Placebo effect
プラシーボ効果、本当は薬ではない成分を投与したにも関わらず、症状が回復したり和らいだりする現象 - Ripple effect
波及効果 - Snowball effect
雪だるま式に何かが拡大・拡散していく様子 - Take/ come into effect
発効する (法律・規則などの施行に関して使われる)
affect と effect はどう使い分けるのか?
英語のグーグルサーチで、”affect” と “effect” の違いを論じたものは5億8800万件にも上ることは、冒頭で紹介しました。
では、実際のところどのように使い分けをすべきものなのでしょうか?
Merriam-Webster英語辞典でも、次のように指摘しています。
It’s not that people don’t know what these words mean; it’s that they have trouble remembering which one does what.
https://www.merriam-webster.com/words-at-play/top-10-most-frequently-looked-up-words/affect-effect
【和訳】
意味が分からないのではなく、どの場面でどっちの言葉を使うか覚えていないことが多い
どっちをいつ使えば良いのかを覚えていないのが問題のようです。
そこで記憶に残るような覚え方が無いか調べてみました。
Standout.comではこんな覚え方を勧めています。
”Affect with an A is an Action
AffectのAはアクションのA
”Effect with an E is an End-result
EffectのEは最終結果(End-result)のE
affectは動詞なので、アクションのAということですね!
effectは名詞で、最終結果として現るので、end-resultのEと思っておけば良いわけですね。
The sudden temperature changes has really affected his health.
突然の温度変化は、彼の健康に悪影響を与えた
→affectは動詞として使われています!
The sudden temperature changes had a bad effect on his health.
突然の温度変化は、彼の健康に悪影響を与えた
→effectは名詞として使われています!
まとめ
”affect” と ”effect” の意味と使い方を解説しました。
2つの違いを感じていただけたら嬉しいです。
私も英語を学びなおした時、この2つの違いに戸惑いました。
その時はGrammar girlというサイトを読んで、その違いを理解しました。
Grammar girlでも同じように 「affect=動詞」「effect=名詞」という説明だった思います。
こう覚えておいたので、その後の混乱をかなり抑えることができます。
私の英語の学び直しについては、こちらに書いています↓
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初心者でもじっくり学べる英語講座それでは、最後に ”effect” を使った今日の一言を紹介します。
【和訳】
今日は昨日の結果で、明日の足がかりとなる
日々の努力は必ず身を結びます。
一緒に頑張りましょう!