英語解説
2021年5月13日
【英単語 modify】意味や発音、類語や注意点を解説!これで完全理解!
(この記事は2023年6月23日に更新しました)
一生懸命書いたレポート、モディファイして!って先輩に言われちゃったんだけど、モディファイって一体何のことなのかな?
modifyのことだね!
modifyは「少し変える」という意味だよ!
みなさん、こんにちは!
ステューデイアス英語学院の代表Hankです。
Hankと言うのはもちろんニックネームで、普通の家庭で育った日本人です。
私のプロフィールはこちらからどうぞ。
https://studious-english.com/teacher
さて、今日は英単語modifyを取り上げます。
「モディファイする」と日本語のように使っている人もいるかも知れませんね。(外資だけですかね?)
私は外資で働き出した時、「資料をモディファイしよう!」と言われた時、ポカーンとしてしまいました。
そんなmodifyとの出会いを果たした私も、今ではmodifyの解説記事を書くようになりました!
目次
基本的な意味と発音
まずは簡単に意味と発音を見ていきましょう!
意味
私の手持ちの辞書をいくつか見てみました。
以下の通り、どの辞書もほとんどの同じ意味が書いてあります。
- オーレックス 英和辞典 第2版(P1266)
~を修正する。
~を変更する
~を和らげる - ウィズダム英和辞典 第4版(P1287)
~を修正する
~を変更する
~を緩和する - ジーニアス英和辞典 第4版 (P1253)
~を修正する
~を変更する
~を緩和する
英英辞典はどうか、Oxford Learner’s dictionaryで確認してみましょう。
- to change something slightly, especially in order to make it more suitable for a particular purpose
何かに小さな変更を与える、特に何か特別な目的により適応するようにすること
例文
The software we use has been modified for us.:ソフトウェアの仕様は我々向けに変更された。
Patients are taught how to modify their diet.:患者は、どのように食事を変更するかの指導を受けた。 - to make something less extreme
極端にならないようにする
例文
Modify your behaviour.:振る舞いをなおしなさい!
発音
発音記号は、[mɑ́dəfài]となります。
無理やりカタカナ書いてみると、アメリカ英語であれば『マァデゥファィ』イギリス英語であれば『モデゥファィ』に近いものとなり、どちらもストレスが最初の部分にあり、語尾が弱めに発音されます。
*発音についてはいろいろとご意見がありますが、シュワサウンドの”ə”は軽く口を開けて軽く「ウ」よりの音にするのがコツです。いずれにしてもカナカナでは表現できませんね。
こちらにアメリカ発音のmodifyを発音している動画リンクを張っておきます。
https://youglish.com/getbyid/102381847/modify/english/us
ちょっと一息~相手に通じる発音 3つのコツ
日本でカタカナになっている単語の発音とオリジナルの英単語の発音が違うことは良くあります。
そこから派生して「カタカナ英語は海外で通用するのか?」という話題は、英語学習者の間ではよくあるものです。
個人的には、ネイティブレベルまで発音を頑張る必要は、必ずしもないと思います。
ただでさえ私達日本人は、
「間違っていたらどうしよう。。。」
と英語で話すことを躊躇する傾向があります。
そんな中、わざわざ
「発音が完璧じゃないから。。。。」
なとど、英語を話すハードルをさらに上げる必要はないでしょう。
そもそも、ネイティブと一言で片づけても、アメリカ、イギリス、オーストラリア、ニュージーランド、南アフリカ、等々国によって発音は大きく異なります。
これらの国々でも地域によって発音が異なるところもあります。だから、これがネイティブの正しい発音、と言うものもないのです。
し・か・し、ちょっと気を付けるだけで、たとえカタカナ英語でも相手に伝わる度合いが格段に上がる秘訣があります。
今日は3つご紹介します。
まず1つ目が、日本で浸透しているカタカナ英単語とオリジナルの英単語で発音が全く違うものがあることを理解すること。
例えばコンピューター用語でよく使われる「ストレージ」。これはネイティブの発音では、「ストーレッジ」に近いものになります。カタカナ英語がよく登場する業界で働いている人は、一度よく使われる単語の発音比較をしてみるとよいでしょう。
2つ目はセンテンスをできるだけ短くすることです。
話し言葉の中で、”and” や関係代名詞を多く使うと会話の相手を迷子にしてしまいます。
できるだけ一つのセンテンスに一つのポイントなどに絞り込んで話す方が、相手が理解しやすくなります。
そして3つ目が、相手に聞こえるようにはっきりと話すこと。
間違っていたら嫌だからとぼそぼそ小声で話していると、相手はあなたの言っていることが一層分からなくなってしまいます。
又、結論を先に言うようにすると、相手が会話の迷子になる前に最小限伝えたいことが伝わります。
Modifyに似た意味をもつ単語
“Modify” は、ざっくり言うと『少し変える』『部分的に違ったものにする』というニュアンスです。
例えば、
modified the building for use by children.
子供たちが使用するために建物に変更を加えました”
と言うような場合を考えてみましょう。
建物の外観もフロア数も変わりませんが、内部のカウンターの高さを低くしたり、椅子や机の高さも低くしたりして、子供に使いやすいように変更を加える際などに “modify” を使います。
このmodifyの類語として、Merriam-Webster 英語辞典には、”change”, ”alter”, ”vary”が紹介されています。
https://www.merriam-webster.com/dictionary/modify
類語と言っても、それぞれ以下のような意味合いを持ちますので、完全互換ではない点、注意が必要です
- Change
making either an essential difference often amounting to a loss of original identity or a substitution of one thing for another
和訳:本質的な違いを生み出すこと。多くの場合元々のアイデンティティを失ったり、まったく別のものへの置き換えを指す
例)
changed the shirt for a larger size:シャツを大きいサイズに取り換えた
ここでは、「元のシャツではなく違うサイズのものを手に入れた」という意味合いになります。
- Alter
implies a difference in some particular respect without suggesting loss of identity
和訳:アイデンティティを失うことなく、部分的に違うものにする
”Modify” とかなり近い意味を持つ言葉ですね。
服の丈を短くしたり、袖を短くしたりするお店の事を “clothing alternation“ と言います。
- Vary
stresses a breaking away from sameness, duplication, or exact repetition
和訳:同一性、重複若しくは全く同じものから離れる
「違いを作る」「異なる」くらいに理解しておくと良いですね。
身近なところでもある“modified”
“Modify” は、『少しの違いを作る』という意味ですが、この『違い』が必ずしも良いものになる場合ばかりではありません。
日常生活で、あなたが何かを購入しようとする際に、次のような “modified ○○“ という言葉に出会ったら、少し注意をすることが必要かもしれません。
Genetically modified food
Genetically modified food:遺伝子組み換えが行われた食品
日本の食品衛生法では、人体への影響の有無に関する検査が義務付けられています。
遺伝子を組み替えることで、病気に強くなったり収穫量が増えたりするメリットがありますが、アレルギーなどの健康被害を起こす可能性も否定できません。
Modified vehicle
Modified vehicle: 改造車両
車のパフォーマンスを向上させるために、合法な範囲で改造を加えることも “modified vehicle” の範疇に入ります。
しかし、海外で “modified vehicle” と聞いてイメージするのは違法改造になります。
もし合法な改良の場合でも、事前に警察の承認が必要になったり、車両保険の金額が高くなったりするので、注意が必要です。
まとめ
日本では、あまり一般的には使われない『モディファイ』という言葉ですが、英語では色々な場面で(良い意味でもそうでない意味でも)使われる言葉です。
今までは “change” ばかりを使っていたという人も、これからは場面に応じて “modify” を使ってみましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました。
この記事が皆様の英語学習の助けになれば、嬉しいです!
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