英語解説
2022年1月17日
on the same pageって?pageが含まれる英語表現をまとめました
(この記事は2023年6月8日に更新しました)
こんにちは!
ステューディアス英語学院代表のHankです!
働きながら英語を身につけようと日々努力する社会人を支援する英語講師です。
英検 1級、TOEIC960
今回解説するのは pageという単語です。
え?page?知ってるよ~
そんな風に思うかも知れませんね。
ページとかって普通に日本語でも言いますもん。
でも実は、ビジネスでもよく使われる単語だったりします。
例えば、ミーティング中に、
Are you on the same page?
って言われるかも知れません。
どんな意味なのでしょうか?
この英文がどんな意味を表すのか、この記事を読んでいくと理解できると思います。
それでは行ってみましょう!
今日もよろしくお願いします!
目次
page の語源
pageはカタカナ語の「ページ」として、広く日本語にも浸透していますね。
それでは、英語としての “page” には上記以外の意味はあるのでしょうか?
page は元々ラテン語で「締める」を意味する pangere を語源とする言葉です。
16世紀になって英語の “page” へと変化を遂げました。
一方、ギリシャ語で「男の子」を意味するpaidion も中世になって英語の “page” として使われるようになりました。
現在英語辞典で紹介されている “page” の意味と使われ方が浸透したのは20世紀初頭からだと言うことです。
pageの意味
最初にpageの意味を確認しましょう。
手元にあるOLEX英和辞典から引用します。
名詞
OLEX英和辞典 第2版 P1419
(本・新聞などの)ページ
(歴史の1ページを埋めるような)事件
動詞
(本などに)ページ数をつける
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pageの意味が分かったところで、次にpageを含む表現を紹介します。
On the same page
直訳すると、「同じページにいる」と言う意味です。
主にアメリカ英語で使われる言い回しですが、「○○に合意している」「同様の理解をしている」と言う意味合いで使われます。
I want to make sure we’re all on the same page before we proceed with a plan of action.
行動計画を進める前に、全員が同じように理解していることを確認しておきたい。
同様な意味合いを持つ言い回しには “read from the same page” があります。
(I’ll)see you in the funny pages
意味は古風でカジュアルな「さようなら」です。
元々は、1920年代から第2次世界大戦の間に使われていたフレーズです。
当時の新聞が四コマ漫画などを集中的に掲載していた紙面が “funny pages” と呼ばれていたことから、フレンドリーでカジュアルな言い回しの別れの挨拶として使われていました。
世界恐慌から第2次世界大戦と言う、決して明るくはない時代を生きていた人たちが、少しでもユーモアを失わずに日常を過ごそうとしていたことがうかがえます。
take a page from (someone’s) book
「誰かの真似をする」という意味合いです。
I think I’m going to take a page from your book and start going for a run first thing in the morning.
君を見習って、朝起きたらすぐにジョギングに行くようにするよ。
同じような意味合いの言い回しには次のようなものがあります。
- take a page out of (one’s) book
- take a page out of (someone’s) book
- take a leaf out of someone’s book
turn the page
直訳すれば、「ページをめくる」となります。
ページをめくるとまっさらなページが表れると言う意味合いで、「新たなスタート」「フレッシュスタート」を意味します。
特に難しい局面に晒されていた人や状況が「フレッシュスタート」を図る、と言った場合によく使われる言葉です。
They hoped Obama’s victory would enable us to turn the page on these sad chapters of our history.人々はオバマ候補の勝利が、歴史の悲しい章からの新たなスタートとなることを望んでいました。
turn over a new leaf
すぐ前に紹介した “turn the page” と同じような言い回しです。
「通常はポジティブな方法で、自分の行動を変えること」
「心機一転する」という日本語だとスッと理解できるのではないでしょうか?
この言葉が使われるようになったのは16世紀からだと言うことです。
I have made a mess of my life. I’ll turn over a new leaf and hope to do better.
自分で自分の人生をめちゃくちゃにしちゃったんだ。でもこれからは心機一転して、すべてが良い方向に向くように頑張るよ。
page through (something)
本や新聞・雑誌などを真剣に読むことなく、つらつらと読み飛ばすことを表します。
クリニックの待合室やヘアサロンなどで、時間つぶしの為に雑誌のページをなんとなくめくっている様子を思い浮かべてくださいね。
目的をもってざっとページをななめ読みしている場合などにもこの表現は使われます。
You’ll find some interesting things on that website if you page through it for a while.
しばらく斜め読みしてたら、そのウェブサイトで面白いものをみつけられるよ。
今回紹介したイディオム以外でも、コンピューターの画面をスクロールすることを “page up/down” と言ったりと、様々なシチュエーションで “page” は使われています。
英語を使い倒せるようになるために
最後に、かつてのインドの大統領アブドゥール・カラム氏の名言を紹介しましょう。
【和訳】
すべての人の人生は、彼や彼女の地位やどのような仕事をしているかに関係なく、人類の歴史のページなのです。
毎日の出来事、決断があなたの人生のページに刻まれていきます。
私も自分の人生が無限に続くと思って、ムダでだらけた毎日を送っていました。(特に学生時代や20代)
休みの日にグタ~~と寝るだけだったり、ずっとテレビを見て過ごしたり。
仕事をしているから週末ぐらいテレビ見て、飲んで、寝てっていう生活を否定しているわけではありませんが、何も残りません。
私の記憶にも残りませんでした。
そんな私も30を前に転職して、一気に自分磨きに目覚めました。
週末は近所の図書館の自習室で英語の参考書を読んで過ごしたりもしました。
隣りにいる高校生と読んでいる参考書が同じだったこともあります。(Forestっていう厚い参考書です)
そんな日々を過ごして、英語ができるようになりました。
英語ができなかった頃の自分を知らない新入社員にこんな話をすると、すごく驚かれたりしますが、こんな地味なことをやってたからこそ、英語で議論できるレベルに到達したんだと思います。
コツコツ自分で積み上げた英語力が資産となりました。
Hankのおススメ講座
初心者でもじっくり学べる英語講座最後までおよみいただきありがとうございました!
皆さんの英語学習を応援しています!