英語解説
2021年8月26日
「お疲れさま」を英語で言うには?場面別の「お疲れさま」にふさわしい英語をまとめました
こんにちは!
ステューディアス英語学院代表のHankです!
働きながら英語を身につけようと日々努力する社会人を支援する英語講師です。
仕事終わりやねぎらいの言葉として「お疲れさま」を英語で言いたいと思ったことはありませんか?
この「お疲れさま」はいろんな意味で使われる非常に便利な言葉ですね。
日本人であれば仕事の場では毎日使う言葉だと思います。
それでは英語ではどのように言うのでしょうか?
実は、日本語の「お疲れさま」を表す英語はありません。
でも、「お疲れさま」の気持ちを伝えることは、英語でもできます。
状況や場面にあった適切な英語表現を使って、同情したり共感を表すことができるんです。
逆の言い方をすると、「お疲れさま」を正しく伝えるためには、状況や場面を考える必要があります。
この記事では、相手や場面、文脈別に、「お疲れさま」に相当する表現をご紹介していきます。
分かりやすく書いていきますので、最後までお付き合いください!
ご紹介する「お疲れ様」の場面
- 挨拶としての「お疲れさま」
- 努力や苦労を感謝・褒める「お疲れさま」
- 苦労などに同情・共感する「お疲れさま」
- メールでの「お疲れさま」
目次
挨拶としての「お疲れ様」
職場などで同僚や上司の方などに会うと「お疲れ様です」と言いますよね。
相手を労う言葉として本来ならば使うのでしょうが、いつしか仕事場での挨拶代わりのように使われていると思います。
なので英語では普通に挨拶をしましょう。
挨拶としての「お疲れさま」①
- Hello.
こんにちは - Good afternoon.
こんにちは - good evening
こんばんは
上司にも同僚にも当たり障りなく使える基本的な挨拶です。
挨拶としての「お疲れさま」②
- How are you?/
元気? - How is your day so far?
今日はどんな感じ?
挨拶代わりに同僚や後輩など職場でも比較的親しい方に使えるフレーズです。
相手の調子や一日の様子を聞き出すことで、その人の努力や苦労を聞いてあげることができますね。
上司の方にも使えないこともないですが、場合によっては上から目線に聞こえたり、後輩に仕事の調子はどうかと聞かれるのが失礼と感じる方もいるので要注意です。
挨拶としての「お疲れさま」③
- See you tomorrow.
また明日 - See you next week.
また来週
仕事終わりなどに使えますね。
シンプルに仕事終わりの挨拶はこれが一番使うような気がします。
挨拶としての「お疲れさま」④
- Have a good one!
(それではまた!)
日本語に訳しにくいフレーズなのですが、別れ際などよく使う表現です。
“One”は具体的に何かなのですが、have a good day/afternoon/evening など時間帯や場面ごとにgoodの後が変化するので総称して “one”と言い表します。
逆にoneを使えば、いつでも使える便利表現です。
努力や苦労を感謝・褒める「お疲れ様」
仕事ぶりをねぎらう「お疲れ様」を表現できるフレーズを見ていきましょう。
努力や苦労を感謝・褒める「お疲れ様」7つの表現
- Thank you for your hard work.
- Great job today
- You did great
- You’ve done great job
- Nice work today!
- You handled it very well
うまく対応できましたね! - I knew you would be able to do it!
きっと君ならできると思っていたよ!
どれも意訳すれば「お疲れ様です」。
仕事ぶりなどを感謝したり、褒めたりすることで「お疲れ様」と伝えられます。
こんな言葉かけられたら、苦労や大変さも吹き飛びますね!
上司やクライアント、目上の方には使わないようにしましょう。
「よくやったね!」と後輩から言われるのは失礼ですし上から目線のようで感じが悪いです。
日本語の「ご苦労様」がニュアンス的に近いかもしれませんね。
上司は「ご苦労様」という言葉を使いますが部下は上司に使いませんよね。
苦労などに同情・共感する「お疲れ様」
何か仕事などで大変なことがあった時などにもお疲れ様と言いますよね。
同情・共感する「お疲れ様」
- That must have been tough. You did so well.
きっと大変でしたよね。お疲れ様。 - That was a tough day.
今日は大変でしたね。 - Tough day but you handled it well.
大変な一日だったけどうまく対応していましたね。 - You made it!
大変だったね!/ 乗り切ったね!(かなりカジュアル)
大変だったことに共感し相手を褒めると「お疲れ様でした」というようなニュアンスで伝わると思います。
お疲れさま=疲れている→“tiring”???
余談ですがこんな話を友達から聞きましたので、ご紹介します。
友人が留学中に、大学の教授に「お疲れ様です」と言いたかったらしく、頑張って伝えたところ激怒されたことがあったそうです。
なぜかというと “ You must be a tiring person”と言ってしまったからです。
彼は「お疲れさま=疲れている」だから “tiring”だと思ったと言っていました。
人に “tiring”を使うとその相手が「一緒にいて疲れるような・面倒な人」というニュアンスになってしまいます。
彼は教授に「あなたは一緒にいると疲れる人だよね。マジ面倒」のように伝わってしまったのです。
くれぐれも「お疲れさま」を直訳して “tiring”を使わないように注意しましょう。
メールでの「お疲れ様」
メールでも「お疲れ様です」を頻繁に使うと思います。
この場合も口頭で言うように挨拶すれば良いと思います。
そもそも「お疲れ様です」の概念が英語圏では存在しないと言うことを念頭に置いて文を作成してみてください。
ここでは、ビジネスメールで「お疲れ様です」に変わるねぎらいや感謝を伝えるフレーズをいくつかご紹介します。
同情・共感する「お疲れ様」
- I hope this email finds you well.
お元気でお過ごしのことと思います。 - Thank you for your support with the project.
プロジェクトの件、助けていただいてありがとうございます。 - I appreciate you arranging your schedule on such short notice.
急な変更にも関わらず時間を作っていただきありがとうございます。 - Thank you for your prompt response.
迅速な対応に感謝いたします。
上のようなちょっとした一言を添えるだけで、あなたへの親近感が生まれるでしょう。
またこの人と一緒に働きたい!と思わせるのがビジネスでは重要だったりしますね!
まとめ
日本の職場では欠かせない言葉「お疲れ様」は、海外ではなかなか理解されづらい言葉であることを今回紹介いたしました。
普段言っている「お疲れ様」という言葉、本当に相手に伝えたいメッセージに変換してから英語に訳してみるとスムーズに相手に気持ちが伝わると思います。
是非試してみてください。
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