英語解説
2021年8月17日
overwhelmを完全理解!たくさんの例文でoverwhelmのコアが身につきます
(この記事は2022年1月13日に更新しました)
こんにちは!
ステューディアス英語学院代表のHankです!
働きながら英語を身につけようと日々努力する社会人を支援する英語講師です。
英単語を勉強していると単語の日本語訳の意味自体は分かるのに、使い方や使う場面がわからない単語ってありますよね。
overwhelmもそんな単語の1つではないでしょうか?
私がoverwhelmという単語を習ったときも、まさにそのような状況でした。
そんな私も、今まで多くの例文を通して、overwhelmのイメージをつかみ、使えるようになりました。
この記事では例文を交えて、overwhelmがどのような場面や状況で使われるのかを詳しく解説していきます。
overwhelmのの他に、underwhelmもあわせて解説していきます。
これであなたも、overwhelmの意味やイメージを手に入れて、使いこなせるようになっています。
目次
overwhelmの意味
最初にoverwhelmの基本的な意味をご紹介します。
そして、派生語(overwhelming, overwhelmingly)も参考に載せておきます。
動詞
・圧倒する
・制圧する
・打ち負かす
overwhelmの派生語はこちら↓
形容詞
・圧倒的な
・巨大な
・強い
・強烈な
副詞
・圧倒的な
・圧倒的な力で
・否応なしに
・抵抗できないほど
overwhelmの発音
Overwhelmの発音をカタカナで表そうとすると「オーヴァーウェルム」といった感じです。(カタカナでは音を表しきれないので、参考程度です)
発音記号で表すと[òuvərwélm]です。
overwhelmの発音をYouglishで確認しておきましょう。
overwhelmの語源
次は語源です。
Overwhelmをバラして見ていきましょう。
over+whelmになりますね。
- over : 上に、〜を超える、過剰な
- whelm: 水で覆う
whelmという単語はあまり日常的に使われない単語です。
whelm自体の語源はwhelmenという単語で、意味は「アーチ状の覆いをする」ことだと言われています。
このoverとwhelmからoverwhelmのイメージをつかみましょう。
上(over)から覆いかぶさる(whelm)
→波に飲み込まれてしまうような様子をイメージしてみましょう。
このようなイメージから結果として「圧倒される、打ち負かされる」 いう意味になります。
このoverwhelmという単語は感情や感覚を表す際に使われることが多いです。
そのため、使用する際は受動態で言い表すことが多いです。
感情や感覚など主観的なことを表すので、訳す際も「圧倒する」よりも「圧倒される」の方が多いと思います。
また「制圧する、打ち負かす」などの意味でも使われますが、その場合は軍や試合などの話題がほとんどです。
overwhelmで感情や感覚を表す
overwhelmは「感情や感覚」を表す言葉です。
擬音語で表すと「うわーー!!」という感じです。
何かが予想を超えて押し寄せてきてどうしようもなく圧倒されるようなイメージです。
必ずしも悪いことに圧倒されるわけではなく、賞賛や親切心など良いことに圧倒されるときにも使われます。
また、匂いや味などが強いことを表す場合にも使われます。
感情や感覚をoverwhelmを使って表した例文をご紹介します!
感情編
I am overwhelmed by everyone’s kindness.
みんなの優しさに圧倒されている。(→感動している)
We are overwhelmed by the positive responses for our new app.
新しく開発したアプリのが良い評判で私たちは圧倒されている。
The amount of work he was given overwhelmed him.
仕事の量が多くて彼は圧倒された。
New mothers tend to feel overwhelmed by the drastic change of life after giving birth.
初めて出産した母親たちは産後生活が一変し圧倒される傾向にある。
最初の2つの例文はポジティブなことに対して圧倒されている様子が伺えます。
一つ目の例文は、みんなの優しさのあまり「うわーっと」感動が押し寄せて胸がいっぱいになるような印象を与える表現になっています。
それに対してもう2つの例文は、どちらかというとネガティヴなイメージの「圧倒される」ですね。
気持ちが追いつかないような、いっぱいいっぱいになってしまうような感情ですね。
どちらにせよ自分では制御できない感情が押し寄せて来るようなイメージです。
感覚編
The scent of lavender in this soap is a little overwhelming.
この石鹸のラベンダーの香りは少し強すぎる。
I don’t like blue cheese because the smell is too overwhelming.
私はブルーチーズの強烈な匂いが嫌いです。
The spices in this curry are not so overwhelming, in fact it is just the right amount.
カレーに入ってるスパイスの量が強すぎなくてちょうど良い。
嗅覚や味覚にもoverwhelmを使うことが可能です。
こちらも感覚的に擬音語で表すと「うわっ!」という感じです。
例えば鼻に押し寄せてくる強烈な匂いや舌がおかしくなってしまうような強烈な味付けなど、思わず「うわっ」と言いたくなるような感覚を表す際にこのoverwhelmはぴったりです。
上記の感情や感覚以外にも、軍や試合などの文脈編でつかわれることがあるので、こちらに例文をご消化しいます。
The military managed to overwhelm the terrorists.
軍隊はテロリストたちを制圧することに成功した。
The Japanese football team overwhelmed the French football team during the olympics.
オリンピックでは、日本のサッカーチームがフランスのサッカーチームを圧倒した。
この場合に使われるoverwhelmは、感情や感覚ではなく物理的に対戦などをして制圧・圧倒したことを表します。
対決や対戦のような場合に使いますが、上記のように感覚や感情を表す際に使う方が多いのでこの使い方は頭の片隅に置いておく程度で大丈夫です。
ここまでoverwhelmを例文と一緒に解説してきました。
これらの例文を読むだけでも英語に触れるので、英語学習になります。
そして、英語学習をより加速させるためには、戦略も必要です。
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underwhelmとは?
ここまではoverwhelmを解説しましたが、ここからはunderwhelmを解説します。
この単語はoverwhelmの対義語のように使える単語です。
比較的新しい英単語で、overwhelmをもじって使われ始めた言葉だと言われています。
基本的に感想や感情を言い表す際に使用される表現ですので、overwhelmのように軍や試合などに関しては使用しません。
動詞
・失望する
・ガッカリする
overwhelmの真逆に考えるとイメージが沸くかもしれません。
人に感動を起こすことができなかった時に使います。
例えば、何かに期待していたのに期待値以下だった時やいい印象を与えられなかった時です。
The new apple product was underwhelming to be honest.
Apple社の新製品には正直ガッカリした。
I was looking forward to the new Broadway musical but it was underwhelming.
新しく開演したブロードウェイミュージカルを楽しみにしていたのに期待以下だった。
感覚や感情的に圧倒されることなく、なんだか「うーん、微妙だな」「なんだか残念」のような感じで使われます。
また比較的新しい造語だからなのか、口語的に使われることが多い印象があり、少しおどけたように使われることが多いです。
overwhelmとセットで是非使ってみましょう。
まとめ
この記事ではoverwhelmの意味や使い方を解説しました。
上記で紹介した例文を通して、overwhelmのイメージをつかんでいただくと、今後overwhelmという単語に出会っても、安心ですね。
最後にもう一度だけポイントを確認しましょう。
overwhelmのまとめ
・圧倒する
・制圧する
・打ち負かす
上(over)から覆いかぶさる(whelm)
→波に飲み込まれてしまうようなイメージです
「うわーー!!」
「うわーっと」感動が押し寄せて胸がいっぱいになるような状況
気持ちが追いつかないような、いっぱいいっぱいになってしまうような状況
物理的に対戦などをして制圧・圧倒した状況
使い方のコツさえつかんでしまえば、自分の感情や意見などを表す際にとても便利な単語です。
是非意見交換やさまざまな場面で使ってみましょう。
この記事で「波に飲み込まれるように」という表現を使いましたが、私自身も英語の波に飲み込まれていました。
どっちに向かって泳げば、岸に着くのか?
あっちの方角がアメリカか?もう少し足をバタバタさせてみるか?
それとも、諦めて日本の岸(日本語)に戻ってくるか?
こんな風に考えていました。
そんな状態を経験しながら、なんとか働きながら時間を作って英語を身につけてきました。
教える立場になっても永遠の学習者です。
話が長くなるので、続きは↓へ。
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今日も最後までおよみいただきありがとうございました!
皆さんの英語学習を応援しています!
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