STUDIOUS ENGLISH ACADEMY|ステューディアス 英語学院

レッスン

読むだけ英会話

英語解説

Despite vs Although ネイティブも間違いやすい英単語を分かりやすく解説します!

英会話の先生から、”despite” と “although” を使ったフレーズを作りなさいって言われたんだけど、全滅だったよ~

そもそも ”Despite” も ”although“も同じだよね?ね?何が違うの?

Hank

こんにちは!
ステューディアス英語学院代表のHankです!
働きながら英語を身につけようと日々努力する社会人を支援する英語講師です。
英検 1級、TOEIC955


皆さんは、冒頭のような疑問を持ったことはありませんか?

“Despite” も “although” も英文の意味を探る時には重要な単語ですが、違いを説明するのはなかなか難しい単語です。

でも心配ご無用!
ネイティブでもこの二つの単語の違いには??となる人が多いようで、 ”despite” と “although” の違いを解説するウェブサイトは、なんと9億近くにのぼります。


今回は、”despite” と “although” を取り上げ、意味や使い方の違いを解説します。

分かりやすく解説していきますので、最後までお付き合いください。

それで行ってみましょう!

結論!使い分けはこれ!

先に結論を書いてしまいます。
詳細については、引き続きお読み頂けると嬉しいです。

まとめ

  • 意味
    despiteもalthoughも「~にもかかわらず」を表します。


  • 品詞
    despite:前置詞
    although:接続詞


  • 使い分け
    despite + 名詞(または動名詞
    although + 主語述語


  • その他豆知識
    despite = in spite of
    despite oneself:ついつい
    despite the fact that 主語+述語

Despite の意味

despite の語源は、ラテン語で「見下ろす」を意味する despectusだと言われます。
語源的には「~を下に見ること」があり、見下すこと、つまり「~を軽蔑して」という意味です。

「~のようなことをして」という見下し感から、「~にもかかわらず」というニュアンスになったようです。


意味はどうでしょうか?
英語辞典と英英辞典を確認してみました。

まとめると次のようになります。

辞書の意味

Cambridge英語辞典


Cambridge英語辞典では、次のように紹介しています。

without taking any notice of or being influenced by

https://dictionary.cambridge.org/ja/dictionary/english/despite

【和訳】
気づくことも影響を受けることもなく

despiteを使った例文

despiteの意味は「~にもかかわらず」です。
注意点は前置詞として使われる点です。
次の例文を見てもらえれば分かりますが、全て

  • despite + 名詞
  • despite +動名詞

になっています。

例文

Despite being warned to be on time they both arrived late.
時間通り来るように警告されていたにもかかわらず、彼らは二人とも遅れてきた。

例文

I still enjoyed the week despite the weather.
お天気は悪かったけど、楽しめた一週間だったよ。

例文

Trains are still running, despite the snow.
雪にもかかわらず、電車は運行している。

注意点!
despiteでも”despite the fact thatの形では、「despite the fact that+主語+述語動詞」と主語と動詞が続きます。


例文を見ていきますので、どんな英文になるか見ていきましょう。

例文

Despite the fact that he worked very hard, he didn’t pass the exam.
一生懸命勉強したという事実にもかかわらず、彼は試験に合格できなかった。

※学校の試験であれば、上記のように忠実に一言一句訳すことが必要になりますが、もっと自然な言葉にしようと思ったら、「彼は一生懸命頑張ったのに、試験に落ちた」でニュアンスは十分伝わります。

”Although” の意味

”Despite” が元々ラテン語を言語とするのに比べ、”although” は中世に英語の ”all + though” として誕生した言葉です。

こちらも英語辞典と英英辞典を確認しておきましょう。

辞書の意味

althoughは接続詞ですので、文と文をつなげます。
文は主語と述語動詞が含まれるものです。

構成としてはこうなります

  • Although 主語+述語, 文(主語+述語)
  • 文(主語+述語)although 主語+述語

例文を見てみましょう

例文

He decided to go, although I begged him not to.
行かないでって一生懸命頼んだのに、彼は出発した。

※この例文の状況だと、大雨や嵐の中外に出て行ったというニュアンスが感じ取れます。

例文

Mysteriously, the light came on, although no one was near the switch.

不思議なことに、誰もスウィッチの近くにはいなかったのに、灯りがついた。


“Although” の意味として “despite the fact that” が紹介されてしまうと、ますますこの二つの言葉の違いに興味がわいてきます。

”despite” ど “although” の使い分け

despiteとalthougの使い分けについては、すでに解説しましたが、大切なのでもう一度取り上げておきます。

ポイント

despite + 名詞・動名詞・代名詞
although + 主語+述語




例えば、
It is raining. I didn’t use my umbrella.:雨が降っています。傘をさしませんでした。
という英文で考えてみましょう


”despite” を使う場合では、

  • Despite the rain, I didn’t use my umbrella.
  • I didn’t use my umbrella despite the rain.

となります。

“Although” を使う場合には、

  • Although it was raining, I didn’t use my umbrella.

  • I didn’t use my umbrella although it was raining.

“Despite” の場合には、続くのは名詞・動名詞か代名詞、”although” の場合には(主語+述語)が続きます。


くどいようですが、もう一つ確認してみましょう。

  • Trains are still running, despite the snow.
    →despiteの後ろにはthe snow という名詞が来ています。

  • Although she had been warned twice, she made the same mistake.
    →althoughの後ろには、”she had been warned twice”という主語と述語がある文が続いています


意味的には同じものですが、次に続くのが名詞・動名詞・代名詞になるのなら “despite” を使う
文章が続くなら “although” を使う
と判断すればよいのです。

さいごに

despiteとalthoughの違いについて解説してきました。


まとめると

  • despite + 名詞/動名詞/代名詞

  • although +主語 + 述語

のようになります。

後に続く言葉によって “despite” か “although” を使い分ける、と言うのは、分かりやすい区別の仕方ですね。

TOEICでもこの知識を試す問題は出てきます。

TOEICを受験する方は必ず理解して下さい!




では、最後にアメリカのモチベ―ショナル・スピーカー、Bo Bennett の言葉を紹介しましょう。

Frustration, although quite painful at times, is a very positive and essential part of success.

Bo Bennett

【和訳】
欲求不満であることは、時には非常に苦痛です。しかし、成功を勝ち取るためには非常にポジティブで不可欠なものです。



今日も最後までお読み頂きありがとうございました。
皆さんが英語を操れるようになることを心から応援しています!
頑張りましょう!

今なら安心の3大特典付き!

レッスン一覧 まずは会員登録