英語解説
2021年3月4日
英単語”Represent”を徹底解説!意味・使い方から注意点まで
(この記事は2023年6月22日に更新しました)
こんにちは!
ステューディアス英語学院代表のHankです!
働きながら英語を身につけようと日々努力する社会人を支援する英語講師です。
英検 1級、TOEIC960
representって単語よく見かけるけど、どんな意味なのかな?
representっていう単語について知りたいんだね!
じゃ、今日はrepresentについて、意味を例文を交えて解説します!
ちょっと使い方に注意点もあるので、最後まで読んでくださいね!
“Represent” という言葉、聞いたことはありますか?
”Re” から始まる言葉はとてもたくさんあって、なんだかややこしいと感じる方も多いかもしれませんね。
Representという英単語、ニュースや新聞だけでなく仕事でも使われる場合も多いので、基本的な意味だけでも覚えておきましょう。
・Representの意味・使い方
・Representの注意点
・RepresentとExpressの違い
それでは、今日も張り切っていきましょう!
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まずはRepresentの発音や語源
まず発音を確認します。
発音記号は [rèprɪzént] です。
YouGlishから動画を引用します。
音声を流せる方は確認してみましょう。
最後のtははっきりと発音はせず、リプレゼンのような感じです。
言葉の形としては
「Re + present」 ですね。
この接頭辞 ”re” は多くの場合、繰り返すこと・再び(again)のような意味を持ちますが、後ろの言葉を強調する場合もあります。
いろいろ調べましたが、reを強調と捉えてたり、繰り返しと捉えたりと諸説あるようです。
私が持っている辞書(WisdomとLex)では「繰り返し」になっていました。
presentは「前にある」ですので、re とpresentが合体して、「もう一度、前に置く」から「存在を示す」と意味が広がったと思います。
representは動詞として使われます。
それでは、意味を詳しく見ていきましょう。
Representの意味
意味は大きく以下の3つです。
- 代表する
- 表す (象徴する/シンボルである/〜の印である/表現する)
- 相当する
それでは、各意味を確認していきます
1. 代表する
会社や組織、国などを公的に代表するという意味です。
また、公式的に誰かの代理で話したり行動したりするという意味でもあります。
ここで着目する点は「公式的に」、つまりオフィシャルに代表するということです。
例文
- Joe Biden previously represented Delaware in the U.S senate.
ジョー・バイデン氏は以前アメリカ合衆国デラウェア州の上院を代表していた。 - I am representing my child as she is still a minor.
娘はまだ未成年のため私が彼女を代表しています(代理です)。 - I represented the company at the conference.
私は会議に会社の代表として出ました。
また、representの形容詞であるrepresentativeは
be動詞+representative+ofの形で「代表する」になります。
例文
- He is the representative of this company.
彼がこの会社の代表です。
2. 表す
Representには広い意味で「表す」という意味があります。
文脈によってはこの「表す」を次のように訳すと、日本語らしくなります。
- 象徴する(シンボル・印)
- 示す
- 表現する
例文
- The letter π represents 3.14 in mathematical context.
πという文字は数学的に3.14を表します。 - The rainbow flag represents the LGBTQ community.
虹色の旗はLGBTQのコミュニティを象徴します。 - The dark color used in this painting is representing the sadness and fear of the painter.
この絵画に使われている暗い色彩は作者の悲しみと恐怖心を表現しています。
3. 相当する、匹敵する
この場合のrepresentはequivalent toとほぼ同じような意味合いですが、注意したい点があります。
それは、ほとんどの場合、割合や数値を表す時に使われるということです。
資料やグラフなどを説明する時にrepresentを使うと、より正式でプロフェッショナルな響きになりますね。
例文
- The share that the CEO holds represents 65% of the company.
代表取締役が所持する株は会社全体の65%に相当する。
Representを使う時のコツ・注意点
Representを「代表する」の意味で使いたい場合、注意したい点は、日本語の「代表する」という言葉のニュアンスよりも少し堅苦しいイメージがあることです。
投票やきちんとした手順を踏んで、正式に決まった事柄ならば、この”represent”がしっくりきます。
特に注意が必要なのが形容詞のrepresentativeです。
何を注意すべきなのか見ていきましょう。
例文
- 村上春樹は日本を代表する作家です。
Haruki Murakami is a representative author of Japan.
上記の日本語をもとに英語に直訳すると、上のような英文ができあがります。
しかし、村上春樹さんが何か公式な大会にでも出ていない限り、上記の文では伝えたい内容が伝わりません。
確かに、誰もが認める素晴らしい作家ではありますが、日本の作家すべての代表ではありません。
Representativeという言葉がauthorにかかっているので、文法上問題は特にないのですが、会社や国を代表しているわけではないので違和感があります。
代わりに、
– Haruki Murakami is a world renowned Japanese author.
のような文の方が簡潔に伝わります。
Represent をどうしても使いたい場合は、以下のような文ならば違和感はありません。
違和感のある使い方
- Haruki Murakami’s books represent the beauty of Japanese literature.
村上春樹さんの本は日本の文学の美しさを表している。
村上春樹さんという作者ではなく、彼の本が「日本の文学の美しさ」という事柄を表しているという文になるので違和感はありません。
RepresentとExpress
Representには「表現する」「表す」という意味があるとお伝えしました。
他にも「表現する」や「表す」英単語がありますね。
例えば、Expressです。
では、represent と expressで、何が違うのでしょうか?
先にまとめてしまうと、次のようになります。
express:
主語の人物(生物)の考えや気持ちを表現
represent:
物や会社や他人の代理・代表として、考えや感情などを表現
もう少し、解説していきます。
Expressは「感情や考えを表す」という意味です。
主語の感情や考えを表現する場合がexpressです。
逆に組織や物事に感情や考えはないので、その代表として考えや感情を表現したい場合に使うのが、representです。
日本語では同じ「表す・表現する」で訳すことができてしまいますが、英語では場面や主語によって使い分けがされています。
迷った際には何を伝えたい文なのかを考えて文を構成してみるといいと思います。
まとめ
“Represent”の意味や使い方・注意点などを解説しました。
ビジネスシーンでもよく使われる英単語だと思いますので是非次の機会に使ってみましょう。
今日の単語representのように、ひとつひとつ丁寧に学習していくことで、結果として、大きな英語力に繋がっていきます。
一緒に頑張っていきましょう!
今日も最後までお読み頂き、ありがとうございました。
皆さんの英語学習の成功を心からお祈りしています!
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